芥川賞の選考はいつ?候補の条件など芥川賞と直木賞の違いは?

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お笑い芸人の又吉直樹さんが芥川賞の候補に選ばれたことで「芥川賞」に興味を覚えた方も多いでしょう。

芥川賞はどんな賞なのか、同時期に選考される直木賞との違いを見てみましょう。

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芥川賞とは

芥川賞として記されることが多いですが、芥川龍之介賞が正式名称です。

文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ、賞が授与されます。

制定日 1935年(昭和10年、直木賞と共に制定)
授賞 年2回
選考 毎年7月中旬、1月中旬
贈呈式 毎年8月中旬、2月中旬

2015年の7月期は7月16日18時に選考結果が発表される予定です。

今回の芥川賞はお二人に決まりました。

又吉直樹さんの「火花」

羽田圭介氏さんの「スクラップ・アンド・ビルド」

この賞を設立したのは芥川龍之介、直木三十五の友人である菊池寛です。この方の名前を冠した菊池寛賞もありますね。

1934年に菊池寛が芥川龍之介、直木三十五の名前を冠した新人賞の構想を発表しました。
その後、菊池寛は文藝通信にかかれた日本でもノーベル賞のように日本で権威を持つ文藝賞を作るべきという記事を読み、文藝春秋社内に選考委員会を作るように要請しました。

準備が整い1935年1月「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」が正式に成立しました。

こうして見ると歴史のある賞だということがわかりますね。年2回開催されますが選考の結果、該当作品なしで終る回もあります。

芥川賞は年2回あるのですが、読書好きでなければ読んでみようと思ったりしないかもしれません。

そんな人たちでも「最年少受賞」や「最年長授賞」など聞くと芥川賞って何?読んでみよう。という気持ちが芽生えるのではないでしょうか。

実際私が初めて読んだ芥川賞受賞作品は、最年少受賞とニュースで何回も放送された金原ひとみ著蛇にピアスでした。

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これまでの最年少受賞記録(受賞時年齢)

第130回(2003年下半期):綿矢りさ(19歳11か月)
第130回(2003年下半期):金原ひとみ(20歳5か月)

石原慎太郎さんや村上龍さんも芥川賞を受賞した当時、最年少受賞者でした。

これまでの最年長受賞記録(受賞時年齢)
第148回(2012年下半期):黒田夏子(75歳9か月)

授賞するのに年齢は関係ないんですね。

 ⇒芥川賞・直木賞【受賞一覧】

芥川賞候補の条件は?

芥川賞の候補に挙がるための条件をまとめてみました。

作品:各新聞・雑誌・同人誌に発表済

内容:純文学短編(原稿用紙100~200枚程度)

対象:無名・新進作家

各新聞・雑誌・同人誌に発表済とありますが、全ての作品が候補となるわけではありません。
まずは文芸誌「文学界」「群像」「文藝」などの新人賞を受賞することで候補にあがることが出来ます。

芥川賞と直木賞の違いは?

芥川賞と直木賞の違いとして作品の種類や対象作家があげられます。
わかりやすく芥川賞・直木賞の比較してみます。

芥川龍之介賞 直木三十五賞
対象作品 各新聞・雑誌・同人誌 各新聞・雑誌・同人誌・単行本
内容 純文学
「芸術性」に重きをおいた作品
大衆文学
「娯楽性」に重きをおいた作品
短編 短編・長編
対象作家 無名・新進 無名・新進・中堅

芥川賞と直木賞はどちらか片方しか受賞することが出来ません。

片方を受賞した時点で、もう片方の候補から外れてしまうからです。ですが候補として両方に同作品が上がることがあります。

また山田詠美さんや門田光代さんなどのように、芥川賞の候補にあがったけれど授賞できず、後に直木賞を受賞した作家もいます。
直木賞はある程度のキャリアがある作家も対象なのでこのようなことが起こるんですね。

まとめ

芥川賞は短編を対象としているので、いままで読書が好きじゃなかった方にもとっつきやすいのではないでしょうか。

電子書籍が勢力を伸ばしていますが、やっぱり紙の本も捨てがたいですよね。ぜひこの機会に芥川賞候補作品など読んでみてくださいね。

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