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取水制限と給水制限の違いは?私たちの生活に違いはある?

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今年は梅雨入りが早かったですが、梅雨明けも早かったですね。

梅雨の間も気になっていたのですが、今年の梅雨はとても雨量が少なかったのです。

雨は降っていたのですが、すぐ止んだり降ったりやんだりしていました。そのせいで困った問題が起こってしまうのです。

ニュースで取水制限が始まったと聞くことも多くなりましたね。

これは一体どういうことなのでしょうか、給水制限とどう違うの?そんな疑問にお答えします。

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取水制限と給水制限の違い

梅雨の時期に雨量が少ないとダムの水が少なくなり、最近もニュースで言っていましたが取水制限・給水制限という言葉が飛び交うようになります。

取水制限とは、川から取る水の量を制限することです。
これは川の水量が減ってしまわないようにするためのものです。

給水制限は、各家庭に送られる水の量を制限することです。

取水制限では、蛇口から出てくる水の量に変化はないのですが、雨が降らないと川からとれる水の量も減り、給水制限がかかるようになります。

給水制限になると、蛇口から出てくる水の量が少なくなり、洗い物や洗濯などが難しくなります。

給水制限とは

給水制限とは、取水制限をかけても水が不足し続けた場合におこる制限です。

これは取水制限のように、川からとる水量を減らすのではなく、各家庭に配布する水の量を減らすことを言います。

給水制限をかけても水が足りなくなる場合は、だんだん配られる水量が減っていき、いわゆる断水に切り替わります。

それでもダムの貯水量が減っていく場合は、完全に止められて給水車が水を配るようになります。

今は雨が降っているから大丈夫だと思っていても、ダムには全然貯まっていないのでまったくもって大丈夫ではないのです。

雨が降っていても雨量としてはすごく少ないのです。
普段から水を大切に使うことが大切です。
水道も、ドバドバ出ていなければ良いというわけではありません。

例え出ている量が少量だとしても気づいたら止めるようにしましょう。
少しでも節水することがダムの貯水にもつながるのです。

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過去の給水制限

取水制限のうちは、私たちの水状況に変わりはありませんが、給水制限になるといろいろな支障が出てきてしまいます。

過去には、最大50%の給水制限があり、その期間は7月~10月までの513日間だったと記録されています。

これは1964年の事なのでみなさんが子供の頃や、まだ生まれて無いころのことかもしれませんね。

近年では、1994年に日本全国で渇水状態となり、この時は6週間にわたり最大15%の給水制限がありました。

その時の利根川水系のダムの貯水量は60%と記録されています。
しかし、今年2016年の6月は貯水量は、全国的渇水のあった1994年6月の60%よりも大幅に下回っています。

このままだと今年は、1994年に次ぐ給水制限になるかもしれません。

まだこれから雨が降らないとも限らないのですが、ダムの貯水量がものすごく少ないこの夏は特に節水に気をつけたいところです。

これ以上貯水量が減り続けてしまうと、お伝えしたように断水されかねないのです。

暑い日はついつい水で体を冷やしたりしてしまうかもしれませんが、水の使用には目を光らせるようにしましょう。

・閉まりきっていない水道に気を付ける
・お風呂はなるべくシャワーを避けて湯船に浸かる
・体や髪の毛を洗う時はその都度シャワーを止める
・湯船のお湯を洗濯に使う
・お花や庭に撒く水は雨水などを使う

面倒くさいかもしれませんが、それが節水に繋がりますし、新陳代謝が良くなるので体への負担も減らすことができます。
節水すると、水道代の節約にもなりますね。

最後に

今まで雨が降ると出かけるのが面倒になったり、憂鬱に思うことがあったのですが、ダムの話しを聞いて危機感を覚えました。

川の水が溢れすぎているのは地震などの時に怖いですが、無いは無いでで下手をすると生活に支障が出てくるのでそれも考えものです。

断水されてしまうと、保育園や学校のプールも水量が減ってしまうかもしれません。施設など場合は運営も難しいかもしれません。

日頃、蛇口をひねれば水が出るので、何気なく出しっぱなしにすることがあるかもしれませんが、限りある資源として大切に使うよう心がけたいですね。

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