少しずつ寒くなり、もうそろそろ紅葉を楽しめる季節になりますね。
毎年山へ紅葉を見に行く人も多いのではないでしょうか。
テレビなどでも「紅葉狩り」という言葉をよく目にしますが、紅葉狩りはそもそもどんな意味があるのか、気になっているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は紅葉狩りについて、その由来やオススメの時期などについてご紹介しますね。
紅葉狩りにはこんな意味があった
まずは紅葉狩りとは何か?紅葉狩りの意味や由来についてご紹介しますね。
紅葉狩りは「紅葉見」や「観楓(かんぷ)」とも言われ、紅葉を観賞する事をいいます。
「狩り」という言葉は「何かを取りに山や野に入ること」を指しますが、紅葉を楽しむことを言うようになったのは平安貴族が影響していると考えられています。平安貴族は狩り(狩猟)をしないので、自然を楽しむことを「狩り」と言うようになりました。
昔は邸宅内に観賞する紅葉は植えられておらず、山や渓谷に行かなくては紅葉を楽しむことが出来ませんでした。山や野に出掛けて紅葉を手に取り楽しむことから「狩り」という言葉が使われるようになり、紅葉を楽しむことを「紅葉狩り」と呼ぶようになりました。
実は、最近では使われていませんが、昔は花見も桜狩りと言われていました。
紅葉狩りに最適な時期はいつ?
では、紅葉狩りに行くのはいつ頃が良いのでしょうか?紅葉を楽しめるようになるためには色々な条件があります。
・昼と夜の気温の差が大きい
・湿度が低く、乾燥している
・最低気温が8℃以下の日が続く
ちなみに紅葉を早く楽しめるのは北海道で、紅葉で有名な京都は11月初旬~下旬頃が見頃と言われています。木の種類によっては、早くて4日程度でピークを終えてしまう木もあり、長くても1週間程度しか綺麗な状態は続きません。
案外紅葉を楽しめる期間は短いので、紅葉狩りに行きたいと考えている方はこまめに情報をチェックするようにしてくださいね。紅葉に関する情報は日本気象協会やウェザーニュースなど気象関連のホームページで確認することが出来ます。
紅葉狩りおすすめスポット
最後に、紅葉狩りをするのにオススメなスポットを3箇所ご紹介します。
清水寺(京都)
観光スポットとしても有名な清水寺は紅葉スポットとしても有名です。
本堂と紅葉の調和がとても美しく、さらに11月12日~12月4日の間は夜の特別拝観も行われライトアップされた紅葉を楽しむことができます。紅葉自体は11月下旬~12月上旬頃まで楽しめます。
香嵐渓(愛知)
約4000本のカエデが巴川の両岸に並んでおり、水面が紅一色に染まっている景色はとても幻想的です。11月中は日没から21時までライトアップされ、もみじまつりも開催されるのでイベントも楽しむことができます。
嵐山(京都)
紅葉だけでなく四季折々の美しさを見せる嵐山には毎年海外からも多くの方々が観光に訪れます。毎年11月第2日曜にはもみじ祭りが開かれています。
11月中旬~12月上旬頃まで紅葉を楽しむことができます。
紅葉狩りにオススメなスポットを3箇所ご紹介しましたが、日本各地に紅葉を楽しめるスポットがありますので是非探してみてくださいね。
まとめ
今回は紅葉狩りについてご紹介しました。ぜひお気に入りのスポットを見つけて足を運んでみてくださいね。