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トイレットペーパーは何ロール備蓄する?家の使用量から無理なく考える方法

トイレットペーパーの備蓄は、家族の人数だけで「12ロールあれば1か月大丈夫」と決めるより、普段使っている商品の長さと、自宅で減る量から考えると分かりやすくなります。

私は以前、置き場所が限られていたこともあり、棚の残りを見て、3ロールほどになったら12ロール入りを買うことが多くありました。今はお店に並んでいて、以前のように焦らなくてもよいと感じます。だからこそ、買えるときに少しずつ、自分の家に合う量を備えておきたいですね。

平均使用量は目安。まずは自宅の減り方を見る

使用量は、家にいる時間、家族構成、使い方、紙の種類で変わります。日本トイレ協会の案内にも使用量の調査や、4人家族で1か月16ロール程度という目安が紹介されていますが、どの家庭でも必ず同じ数になるわけではありません。

一方、消費者庁掲載の日用品備蓄の資料では、家族の4週間分をキープする考え方と、1人4ロール以上を目安に、家族に必要な量を考える案内があります。平均値は最初の見当を付けるために使い、その後は実際の消費量に合わせて調整しましょう。

家計調査の購入金額を、ある商品の価格で割っても、その家が使うロール数を正確には出せません。値上がりや、ロールの長さ、買った時期による在庫の増減があるためです。「一人当たり月3ロールなら大丈夫」と断定するのは避けたいところです。

1〜2週間の使用量を数えると、買い足す基準が見えてくる

開封した日に袋へ日付を書き、予備のロールが何個減ったかを1〜2週間ほど見てみます。複数のトイレがある家庭は、全部の置き場所を合わせて数えてください。途中で商品を替えた場合は、同じロール数として混ぜず、長さも控えておきます。

計算の基本は「使ったロール数÷観察した日数×備えたい日数」です。たとえば、家族全体で14日間に5ロール使ったなら、28日分は10ロール、30日分は約10.7ロールです。30日分をロール単位でそろえるなら、切り上げて11ロールが計算上の目安になります。

これは家庭で測ったと仮定した計算例で、11ロールがどの家にも適量という意味ではありません。来客があった週、在宅時間が短かった週などは偏りもあるため、しばらく見ながら増減させてください。

シングル・ダブル・長巻きは、個数だけで比べない

同じ「1ロール」でも、巻かれている長さは商品によって違います。パッケージのメートル表示を見ずに、12ロール入りと6ロール入りだけで備蓄量を比較すると、実際の量を見誤ることがあります。

たとえば同じ種類の紙で、1ロール60mと120mなら、120mの6ロールは総延長720mで、60mの12ロールと同じです。一方、シングルとダブルは重なり方や使い心地が違い、使う長さも変わるため、メートルだけをそろえれば同じ日数もつとまでは言えません。

省スペースのために長巻きへ替える場合も、ホルダーに合うか、家族が使いやすいかを普段から試しておくと安心です。計算上は多くても、使いにくいものを非常時だけ大量に用意しないようにしましょう。

備蓄を残しながら、古いものから使って補充する

使う量を知る → 予備を決める → 古いものから使う → 減った分を補充。ロールの長さ・保管場所も確認します。トイレットペーパーと携帯トイレは別に備えます。
使う量を知る → 予備を決める → 古いものから使う → 減った分を補充。ロールの長さ・保管場所も確認します。トイレットペーパーと携帯トイレは別に備えます。

備蓄は使わずしまい込むだけでなく、普段の買い物で補充しながら回せます。家に必要な予備の量と、買い足す残数を別に決めておくと、残りが少なくなってから慌てにくくなります。

たとえば、予備を10ロール残したくて普段は12ロール入りを買うなら、「予備が10ロール近くになったら1パック補充する」という考え方ができます。買った直後は在庫が増えますが、使うことで減り、次の買い足し時にも予備を残せます。注文や買い物まで日数がかかる家は、その間の消費分も見込んでください。

買い足す量を決めず、安いからと毎回追加すると置き場所が足りなくなります。反対に、全部なくなりそうになってから買うと備蓄にはなりません。置ける量と必要量を両方見ながら、普段の買い物で少しずつ整えましょう。

湿気や水濡れを避け、取り出しやすい場所で保管します。入れた順番が分かるようにし、古いものから使うと管理しやすくなります。床へ大量に積み、通路をふさいだり、取り出すのに危険な高所へ詰めたりする保管は避けてください。

紙があっても、水洗トイレが使えるとは限らない

注意
災害への備えでは、トイレットペーパーと携帯トイレは別に用意する必要があります。断水だけでなく、排水管の損傷によって流せなくなることもあるためです。使用できると確認できるまでは、自己判断で水を流さず、地域や建物管理者の案内を確認しましょう。

内閣府の備蓄案内には、携帯トイレ等を1人当たり1日5回、1週間で35回分という目安があります。4人なら140回分。これはトイレットペーパーのロール数ではなく、排せつを処理する製品の回数です。

紙の予備が足りるかと一緒に、携帯トイレの必要数や使い方、使用後の袋の保管・出し方も自治体や製品の案内で確かめておきます。家庭の備えは「何日あれば必ず復旧する」と見込むのではなく、買えない・流せない場合に備えるものとして考えてください。

まずは、今ある量と買い足す目安をメモする

最初に確認するのは、今の在庫、1ロールの長さ、1〜2週間で使う数です。その結果から家族の4週間分ほどを目安に予備を考え、置き場所と補充する時期を決めます。詳しい備蓄の考え方は消費者庁掲載の日用品備蓄資料も参考になります。

焦って一度に買い込むより、普段使う商品を計画的に補充するほうが、在庫も家計も管理しやすくなります。平均の数字だけに合わせるのではなく、自分の家の使い方を知って、足りない分を整えていきましょう。

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