ウサギにハムスター、モモンガにデグーにフェレットと小動物にも色々種類がありますね。
そのなかでもペットにする人が増えてきたと言われるフェレットについて、特徴などをまとめてみました。
どんなゲージが必要なのかといったことや本当に懐く?
などといったことなどについて、実際に飼ってみた立場からお知らせしますね。
フェレットってどんな動物?
フェレットはイタチ科の動物です。
もともとは濃い茶色の毛なみだったのですが、繁殖を繰り返すうちに、薄い茶色のバタースコッチや黄色系のシナモン、グレー系のシルバーにクリームやホワイトなどの毛なみのフェレットが登場しました。
模様も個体によって違い、パンダや足だけカラーが入っている子もいます。
とても人懐こく、人と遊ぶ事が大好きな動物です。
よく噛むのですが、頭の良い子なので根気良くしつけていけばちゃんと覚えます。
基本的にやんちゃな子が多く、噛まなくなることはありませんが、甘噛みになります。
遊んで欲しくてカミカミと甘えに来ることもあります。
ベビちゃんのうちからであれば、抱っこフェレットにも出来ちゃいます!
大きくなってからだと難しいのですが、月齢が低いうちから服のポケット(お腹のあたりについていて、左右に入口のあるポケット)に入れて歩いたりして慣らしてあげると、大人しく抱っこされてくれるようになります。
ほかの動物に比べて病気にかかりやすい所は難点ですが、ちゃんと病院に連れて行ってメンテナンスしてあげればそんなに頻繁に病気になることはないと思います。
また、暑さにはとても弱いので、夏場はクーラーが必需品になります。
寒さにはそんなに弱くはありませんが、20度以下の気温になると風邪をひきやすくなるので、ペット用のホットカーペットや暖房、インコのようにケージの上に湯たんぽを置いて毛布をかけるなどの対策が必要になります。
ペットとしての飼いやすさは?
フェレットをペットとして飼う場合に気になるのは、どんな特徴を持っているのかという事でしょう。
- 散歩の必要がない
- 大きな声で鳴かない
- 少しのスペースでの放牧で良い
- フェレット独特の臭いはベビーの時期のみ
- 1日のほとんどを寝て過ごす
- 犬や猫と飼っても共存出来る
仕事に行っている間のことを心配される方も多いのですが、上記のようにほとんど寝ているのであまり心配はいりません。
餌は餌箱いっぱいに入れておいてあげれば、食べたい時に食べて後はトイレに行って寝ています。
遊んであげるのは帰ってきてから1時間ほどで大丈夫です。
寂しくないかな?と心配な方は多頭飼いがおすすめです。
一匹のフェレットだと、ずっとケージの中ではストレスが溜まりやすいのですが、お友達が一緒だと、その子と遊べるのでストレスも溜まりにくいのです。
フェレットの飼育に向かない人
フェレットは大きな声で鳴かないし、ほとんど寝ているので扱いやすいペットではありますが、それでも以下に当てはまる方はフェレットとお友達になるのは難しいかもしれません。
- ケージに入れて鑑賞するだけの人
- フェレットのケージを置くスペースがない
- フェレットと遊ぶ時間がとれない
フェレットは遊ぶ事が大好きです。
いくら寝ているばかりとはいえ、その他の時間もケージの中ばかりではストレスが溜まります。
それから、フェレットのケージはウサギほどではありませんが、そこそこ大きく幅60~70cm高さ80cmほどのものになります。
何頭飼うかによってゲージの大きさは変わりますが、ケージを置くスペースがないと、やはり飼育は難しいかと思います。
フェレットを迎えてから
我が家もフェレットを飼っているのですが、最初は1匹でした。
でも、やはり1匹は寂しそうだったんです。
ペットショップでは2匹でいたのですが、その時の片割れの子もすごく寂しそうでした。
結局1ヵ月後に我が家に来てもらいましたけどね(笑)
先に迎えていた子とは3日ほどで仲良しさんになって、今もとっても仲良く遊んで一緒に寝ています。
最初はハンモックの取り合いみたいなのもしていたので、どうなるかと思いましたけど。
ケージの中でも一緒に遊ぶ姿をよく見ます。
ちなみに、2匹とも迎えたのが冬だったので寒くてホットカーペットを使っていました。
しばらくは様子を見ていたのですが、ホットカーペットの心地よさを知ってから、ケージの中ではカーペットの上にいることが多かったです。
一匹はカーペット、もう1匹はハンモックという感じでした。寝るときは2匹で同じハンモックで丸まっていることが多かったです。
夜は毛布をかぶせているのですが、その毛布を引っ張り込んでテントのようにして中で丸まってたりもしました。
ニオイを気にされる方も多いかと思いますが、ほとんど気になることはありませんし、可愛い姿をたくさん見れますので、気になる方は是非、検討してみてくださいね。
ショップによっては抱かせてくれるところもあるので、お試しください。