日本の風習の1つである「お彼岸」。
お彼岸にお菓子をお供えすることが多いですが、色々と気になるところが多いのではないでしょうか?
今回は、お彼岸とは何か?という基本的な知識から、
お供えはどうやって安く手に入れることが出来るの?
そして日持ちさせるには?など、様々なことについてご紹介したいと思います。
もう一度見直したい、お彼岸の基礎知識
まずは、そもそもお彼岸とは何なのか?そして、お彼岸には何をするのか?など、基本的な知識について最初にご紹介しますね。
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅蜜多」が由来だと言われています。
此岸(煩悩と迷いの世界)にある者が、「六波羅蜜」の修行をする事で彼岸(悟りの世界)の境地へ到達することが出来るというものです。
お彼岸は、太陽が真東から登って真西に沈み、昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日間の合計7日間のことを言います。この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられています。
この他にも、お彼岸は「日願」でもあるため、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという考えもありました。また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りが御先祖様に感謝する気持ちにも繋がり、日本人にとってより大切な行事となりました。
では、お彼岸では実際に何をするのかというと、お寺で行われる法要に参加したりお墓参りに行ったりします。また、彼岸前にはお仏壇の掃除をし、おはぎやぼたもちなどお菓子をお供えします。
お供えのお菓子を安く手に入れる方法とは
お彼岸の時にお供えするお菓子は一般的には春はぼた餅、秋にはおはぎだと言われています。この他にも季節の果物やお酒などをお供えします。
お供えのお菓子は、最近ですとネットで簡単に安く手に入れることが出来ます。詰め合わせになっているものも多くありますね。
また、自分でお菓子を手作りする方も多くいます。ここで、簡単に作れるおはぎのレシピをご紹介しましょう。
・もち米 2合
・こしあん 100g
・すりゴマ(黒) 大さじ3
・きな粉 大さじ3
・砂糖 大さじ5
1)もち米を洗い、ざるに上げて30分程置いてからもち米を炊きます。
2)炊けたらボウルに移して半つぶしにします。
3)潰したもち米をおはぎの形に丸めます。
4)黒ごまに砂糖大さじ2、きなこに砂糖大さじ3を加えて混ぜ、それぞれをもち米にまぶして完成です。
とても簡単に、なおかつ安くできるので是非作ってみてはいかがでしょうか。
お供えのお菓子をなるべく長持ちさせるには?
お供えの定番であるおはぎやぼたもちはとても美味しいのですが、あまり日持ちがしないので、なかにはすぐにダメにしてしまったり、量が多くて食べきれない!なんて方もいるのではないでしょうか。なので、なるべく日持ちをすることを考えて焼き菓子などをお供えする方も多くいます。
ぼたもちやおはぎ以外ですとクッキーやカステラ、プリンやようかんなどがお供えとして好まれているようですが、なるべく日持ちさせることを考えると、常温でも長時間保存が出来るものを選ぶことをオススメします。一般的に盆菓子と言われる砂糖菓子などをお供えしても良いのではないでしょうか。
まとめ
最近は、忙しくてご先祖様を敬う気持ちや思いやる気持ちを忘れがちな方も多くいるのではないでしょうか。お彼岸の際に大事なのは故人を思いやる気持ちです。
地域ごとの特徴もあるので、しっかりと事前にお彼岸について調べ、ご先祖様との繋がりを感じながら思いをはせてみて下さい。