大切な家族が亡くなってしまった時、報告をする際に送る喪中はがき。
主に喪中はがきを書くのは、亡くなった方の身内の方ですよね。ですが、いざ書くとなると書き方やマナー、送る時期や範囲が分からない方もいるかと思います。
そんな方のために喪中はがきの書き方や注意点などをまとめましたので、ご参考にして下さいね。
関連サイト年賀状の返信はいつまでにするのがマナー?例文やハガキ種類などを知りたい。目次
喪中はがきを書く時のマナーや、作成のコツ、注意点
喪中はがきはめったに書くことがなく、どんな風に書けばいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。こちらでは喪中はがきの書き方マナーや注意点などをお知らせしますね。
はがきについて
喪中ですので年賀はがきではなく弔事専用のはがきを使うようにしましょう。
デザインは派手すぎないシンプルなものが一般的ですが、白黒に統一させる必要はありません。
最近の郵便局や市販で売られている喪中はがきは、挿絵などが入っていたり様々な色のものが使われており種類も多くデザインも多様になりました。
自分で作る場合には、写真やイラストの色使いには注意しましょう。派手にならないようにしたり、故人の顔写真を使うことを避けるようにすることも大事です。
言葉の注意点
喪中はがきでは「賀」などのおめでたいことを表現する言葉の使用を避けることがマナーになっています。「年賀状」も「年始状」などとすることを覚えておきましょう。
改まった相手に喪中はがきを送る際には、句読点を使わないようにすることも大事です。
日付の書き方
喪中はがきは記載した日にちや投函日に関係なく、日付は全て12月にするのが原則です。
知っておきたい喪中はがきを出す時期、送る範囲はどこまで?
喪中はがきは一般的に、改めて伝える必要のない身内には出さない方が大半です。
また喪中はがきは新年の挨拶をする年賀状の欠礼の通知になるので、年賀状を出したり交換をしている友人・知人には送りましょう。
時期としては、年賀状の欠礼の挨拶なので年内に届くようにします。年賀状の準備に取り掛かる前のだいたい11月中旬から12月初旬には届くようにすることが大切です。
使える喪中はがきの書き方、文例集
喪中はがきの書き方は形式がほぼ決まっています。
まずは喪中であることを記載します。
そのあと亡くなった方の名前と続柄を書き、いつ亡くなったのか年月日の記載をして何歳で亡くなったのか年齢を書きます。
年齢を書き終えたら、年始状に代わる挨拶(日頃のお礼、新年のお付き合いを願う言葉、相手の安否や繁栄を願う言葉など)を書きます。
最後に年号と月を書き、相手の名前と差出人の名前が書かれていることを確認したら完成です。
喪中はがきの例文を一つ紹介しますので参考にして下さいね。
○月に○○が○○歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情を深謝すると共に
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
皆様に良き年が訪れますようお祈り申しいたします
平成○○年12月
喪中はがきには「拝啓」や「敬具」などの頭語や結語は必要ありません。
はがきに書く故人の年齢は、一般的には数え年を使用します。
数え年は生まれた時点で0歳ではなく、1歳として元旦を迎える度に1歳ずつ年齢を加算していきます。
その年の誕生日を迎えていない方は満年齢+2歳が数え年になり、迎えた方は満年齢+1歳が数え年になります。
差出人については連名でも個人でもどちらでも大丈夫です。
もし年末に不幸があったため喪中はがきを出すのが間に合わなかった場合に年賀状が届いてしまうでしょう。その場合は年が明けた「松の内」と呼ばれる1月1日から7日頃に「寒中見舞い」として挨拶状出しましょう。
関連サイト年賀状の返信はいつまでにするのがマナー?例文やハガキ種類などを知りたい。まとめ
いかがでしたか?喪中はがきの書き方についてご理解いただけたでしょうか?
私も5年ほど前に祖父を亡くしてしまったのですが、喪中はがきは父が作成したので書き方については知らないことばかりでした。
これから喪中はがきを書こうとしている方が、この記事を読んで少しでも喪中はがきを書く際の参考材料としてもらえると嬉しいです。