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お月見団子をのせる台に決まりはある?お供え用台を準備しよう。

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日本の秋の伝統行事の1つである「お月見」

秋になると、スーパーなどにもお団子が並んでますよね。
お月見で、いざお月見団子を飾ろうと考えた時に、団子の部分はスーパーなどで買えるけれど下の台の部分はどこに行けば手に入るのか悩む方もいるのではないでしょうか。

そんな悩みを持つ方は是非参考にしてみてください。また、自分で台を作りたい方に向けて作り方もご紹介しますね。

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そもそもなぜお月見に団子なの?

まずは、そもそもなぜお月見に団子を飾る習慣があるのか?その由来をご紹介したいと思います。

お月見は本来は「月を眺め愛おしむ慣習であり、神様へ収穫の恵みを感謝をする日」という意味が込められた行事です。昔は電気もなく、暗くなってからの農作業は月明かりで行っていたため、月に感謝を捧げていました。

また、農作物の豊作の祈願と、無事に収穫が終わった事への感謝を捧げる意味もあります。その感謝の意味を込めて、月に似せた団子をお米で作ってお供えをするようになったと言われています。また、地域によっては里芋をお供えするところもあり、団子をお供えするようになったのは里芋の代わりとも言われています。

お月見と言えば、ススキや萩も一緒にお供えをするイメージがありますが、それらにも意味がもちろんあります。ススキは稲穂に似ているため、お米の豊作を祈って飾られています。また、萩には神様の箸という意味があり、神様が団子を食べる時に困らないように萩をお供えしています。

さらにススキと萩には魔よけの力があるともされており、邪気を払うという意味も込められています。月見でお供えをしたススキを家の軒下に吊るすことで、1年間病気をしないと信じられていました。

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お月見の団子で使う台って販売されてる?

お月見で団子を飾る時に、せっかくならば台に乗せて形式通りにしたいですよね。

では、台はどこに行けば手に入るのでしょうか?

お月見の時に使用される台は、よく神事で使われる「三宝・三方」という折敷に代が付いたお供え用の器です。家庭に三宝を置いている人はあまりいないと思うので、代用としてお盆やお皿を使用しても大丈夫です。

三宝を購入したい方は、最近ではスーパーなどでお月見用キットとして販売されています。

または、ネットでも気軽に買うことができます。本式のものですと、なかには1万円以上するものもあります。安いものですと、1000円以内で買えるものもたくさんあります。

自分で作る場合の作り方

三宝が家庭になく、また、買うほどでもないと思ってる方に簡単な作り方をご紹介します。

先程も述べたように、台はお皿やお盆で代用することが出来ます。
程よく高さを出すためにコップを伏せて置き、その上に半紙や天ぷら紙を敷いたお盆や角皿を乗せると、台の完成です。

その際は、半紙や天ぷら紙の四隅の角を垂らすように敷くと、より雰囲気が出ます。

その上にお団子を15個乗せます。1段目に9個、2段目に4個、3段目に2個と積み重ねていきます。完成した形はピラミッドをイメージするとわかりやすいですね。

なお、台を作る際のコップはお盆やお皿を乗せても安定するものを使用するように気をつけてくださいね。

お月見の時の過ごし方

お月見の過ごし方はとても簡単です。

お月見団子を飾りススキを用意して、できれば家の電気を消してから月の明かりで十五夜を楽しみましょう。

地域によっては、栗などの収穫された作物をお供えします。
これは、十五夜を「芋名月」と呼ぶ収穫祭の行事でもあるからです。

ここで気になることはお月見団子を食べても良いのか? ということです。

あくまでお供えして、感謝を伝えるものなのでもちろん食べても大丈夫です。
月見団子については、面白い話もありますよ。

昔は「月見泥棒」というものがありました。
各家庭で飾っている月見団子を、子供がこっそりと盗んでしまうというものです。

しかし、これは悪いことではなく、実は良い意味があるのです。
気がつかない間に飾っていたお月見団子がなくなっている場合、お月様がお団子を召し上がったと言われ、とてもありがたいことでした。

祖母に聞いた話だと、近所の子供が人目を盗んでこっそりとお団子を食べている様子が当たり前だったようです。
なんだか不思議な風習ですよね。

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まとめ

最近では、家庭でお月見に月見団子やススキを飾る人が少なくなってきているように思います。
“月見”と言えば、月を見ながらお酒を飲んだり、月見バーガーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

たまには、かつて日本人がしていたようにお月見団子を飾り、月に感謝を捧げてみてはいかがでしょう。
お子さんとも一緒に出来るので、お子さんが日本の伝統的な文化に触れる良い機会にもなるのではないでしょうか。是非一緒にお月見を楽しんでくださいね。

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