
折りたたみ傘がくしゃくしゃになったら、すぐアイロンをかけるのではなく、まずその傘の取扱表示を確認しましょう。生地や加工によってお手入れ方法が違うため、あて布をすればどの傘にも熱を加えてよい、とは言えません。
私も傘を干すことは知っていたのに、日差しの強いところで干してしまい、色あせさせたことがあります。乾かしているつもりで傷めてしまったのは残念でした。しわを整えるときも、見た目だけでなく傘に合った方法を選びたいですね。
しわ伸ばしにアイロンやスチーマーを使っていい?
最初に、傘のタグや購入時の説明書、メーカーの商品ページで、加熱やアイロンについての指定を探してください。分からなければ、商品名や品番を伝えてメーカーへ確認するのが確実です。
注意
検索で見つけた方法でも、対象の傘や加工が違えば、そのまま使えるとは限りません。雨傘・日傘という分け方だけでなく、手元の製品でアイロンやスチーマーが認められているかを確認してください。指定が見つからないときは、あて布をするから大丈夫と判断せず、問い合わせてからにしましょう。
このため、ここでは「スチーマーなら簡単」「アイロンや沸騰したやかんで代用できる」といった共通手順は紹介しません。傘に熱を加える前に、手元の製品でできる方法かを確かめましょう。
加熱の指定が確認できないときは、無理にしわを消そうとせず、まず濡れたまま収納しないことと、元の折り目をつぶさずにたたむことから見直すとよいでしょう。これでついたしわが必ず消えるわけではありませんが、新しい折れぐせを増やさないための扱い方です。
「日傘のしわ」でも、アイロンの可否は同じではない
日傘で検索すると、薄い布の傘も、裏側に遮光用の加工がある傘も一緒に出てきます。手元の傘と違う商品の手順を、そのまま使わないことが大切です。雨傘としても使えるかどうかと、熱を加えられるかどうかも別の確認になります。
メーカーに聞くときは、商品名や品番に加えて、傘全体・内側の表示・気になるしわの写真を用意すると、どの製品のどの状態かを伝えやすいです。「この商品にアイロンやスチーマーを使えるか。使える場合の条件は何か」と質問しましょう。表示が見つからないことを、加熱してよい根拠にはしないでください。
折り目と、くしゃくしゃに重なった部分を分けて見る
きれいにたたみたい場合は、すべての線を消すことより、元の折り目に沿って布を収められるかを見てみてください。元の折り目まで無理に伸ばそうとするのではなく、別の方向へ折り込まれた部分を手で軽く整える、という考え方です。強く引っ張ってしわを消そうとしないようにしましょう。
雨のあとも、日傘として使ったあとも保管方法を確認

ムーンバットは、傘・日傘の保管について、水滴を落とし、広げて湿気を取り、直射日光を避けて乾かすよう案内しています。ムーンバットのよくある質問
「日傘だから天日干しで大丈夫」と使い道だけで分けず、製品の案内に従ってください。私の色あせの失敗も、よく乾かそうと思ってしたことでした。干す場所まで気にしておけばよかったなと思います。
外出先では濡れた傘をすぐ広げられないこともありますよね。一時的に袋へ入れた場合も、帰宅後はそのまま次の雨の日まで放置せず、乾かしてからしまうようにしたいです。
折りたたみ傘をきれいにたたむ流れ

骨の折り方や中棒の縮め方は、二段・三段・自動開閉などで異なります。まず説明書の閉じ方を優先し、無理に骨を折ったり、手で開閉し直したりしないでください。
そのうえで布をまとめるときは、次の順番を目安にします。
- 周囲に人がいないことを確認し、製品の案内に沿って水滴を落とす。
- 保管するときは、傘を十分に乾かす。
- 説明書どおりに閉じ、布の元の折り目を確かめる。
- 骨と骨の間の布を軽く整え、折り目に沿わせてまとめる。
- 留めバンドが無理なく届くように巻き、袋へ入れる。
一度にぎゅっと握り込むより、布の折り目を確かめながらまとめるほうが、どこを整えればよいか分かりやすいです。バンドを強く引かないと届かないときは、無理に締めず、布の重なりを見直しましょう。
汚れがあるときは、洗える範囲と洗剤を確認
しわと一緒に汚れも気になる場合は、傘ごとの洗い方を確認してください。ムーンバットとモンベルの案内では、対象の傘をスポンジなどでやさしく洗い、洗剤を使った場合は十分にすすいで乾かす方法が紹介されています。ただし、どんな傘も同じ濃度の洗剤で丸洗いできる、という意味ではありません。モンベルの傘のお手入れ方法
ビニール製や装飾のある傘なども含め、対応が分からない場合は先にメーカーへ相談しましょう。汚れを落とそうとして強くこするより、使える方法を確かめてから手入れするほうが安心です。
まとめ
折りたたみ傘のしわが気になっても、加熱できるかは製品ごとに確認することが大切です。日頃は使ったあとに十分乾かし、閉じ方の指定を守って元の折り目に沿ってたたみましょう。
私のように、乾かすつもりで色あせさせてしまうこともあります。見た目を整えたいときほど、熱や日差しで無理をせず、大切な傘に合った手入れを選んでくださいね。