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本を売るならどのアプリ?メルカリ・ラクマ・Yahoo!フリマを選ぶポイント

本をフリマで売るなら、販売手数料だけでなく、梱包後の送料と資材代、相場の調べやすさ、やり取りの負担を合わせて比べると選びやすくなります。「誰でもこのアプリが一番」とは限りません。

私も買い物では1年以上フリマアプリを使っていたのに、出品はしたことがなく、本を売ろうと思ったときにさんざん迷いました。買うのに慣れていても、出品するとなると別の戸惑いがあるのですよね。

そこで実際に『孤独をたのしむ力』という本を使い、3つのアプリの出品操作を比べました。そのときの使い心地と、2026年10月29日に確認した料金条件を分けながら、選ぶポイントを整理します。

先に、売る本の相場と梱包後の大きさを確認する

アプリを決める前に、同じ題名だけでなく、版・巻数・付属品・状態まで近い本がいくらで取引されているか調べます。出品中の希望価格だけではなく、売れた商品の価格も参考にしてください。

同じ本でも、書き込みがある、カバーがない、付録がついている、全巻そろっている、といった違いで比較対象は変わります。参考価格が表示されても、その価格で売れる保証ではありません。

次に、本を袋や緩衝材で包んだ状態を想定して、縦・横・厚さと重さを測ります。本だけなら入る封筒でも、水濡れ対策や折れ防止を加えると入らない場合があります。送料を安くするために必要な梱包を省くのではなく、梱包に合う配送方法を選びましょう。

販売手数料は、ラクマだけ一律ではない

アプリ 通常の販売手数料 比べるときの注意
メルカリ 販売価格の10% 販売価格と送料を合わせて手取りを計算する
楽天ラクマ 4.5〜10%の6段階 販売実績で変動。自分に適用される率を確認する
Yahoo!フリマ 販売価格の5% 送料は出品者負担。端数計算で単純な5%と差が出る場合あり

通常料金の確認先:メルカリ、楽天ラクマ、Yahoo!フリマ。キャンペーンや追加の有料機能による費用は、ここでは含めていません。

ラクマは「6%で計算すればよい」「少し出品すれば最低率になる」という仕組みではありません。販売回数と金額の両方で翌月の率が判定されるため、これから数冊だけ売る人は、まず表示されている自分の率で比べましょう。

また、売上金を銀行口座へ移すときの費用は、販売手数料とは別です。少額を一冊売るたびに振り込むのか、まとめて使うのかでも最終的な受取額は変わります。下の例は売上残高へ残る額で、銀行口座に入る額を保証するものではありません。

薄い本は、miniに入るかを先に見る

小さな本なら、ゆうパケットポストminiが候補になります。専用封筒の内寸は約21.1cm×16.8cm、重さは2kg以内。封筒に収まり、郵便ポストへ投函できることが条件です。厚さの目安だけで選ばず、封を閉じられるかも確認してください。

2026年10月29日の送料はメルカリ160円、ラクマ150円、Yahoo!フリマ160円。さらに専用封筒の費用が必要です。ここでは封筒代を20円として比べます。大きな本や複数冊が入らないときには、mini以外の配送を選びます。

根拠:メルカリのmini案内、かんたんラクマパック、Yahoo!フリマの小型配送案内。

400円の本なら、実際に残る額はいくら?

売値から手数料・送料・資材代を引いて比べます。金額は本文の条件付き計算例で確認します。
売値から手数料・送料・資材代を引いて比べます。金額は本文の条件付き計算例で確認します。

同じ本が400円で売れ、miniの専用封筒20円を使って発送できたと仮定した計算です。値引き・キャンペーン・ほかの梱包材・振込手数料は含めません。

アプリ・適用率 販売手数料 送料+封筒 残る額
メルカリ10% 40円 160+20円 180円
ラクマ10%の場合 40円 150+20円 190円
ラクマ4.5%の場合 18円 150+20円 212円
Yahoo!フリマ5% 20円 160+20円 200円

ラクマは送料が10円安くても、適用率が10%なら、この条件ではYahoo!フリマより手取りが少なくなります。一方、4.5%なら多く残ります。「ラクマが必ず一番」「手数料が低いから常に一番」と決められないのは、このためです。

さらに、同じ本がすべてのアプリで同額で売れるとは限りません。たとえばメルカリでは450円、ほかでは400円で売れる見込みを比較するなら、売値から計算し直します。送料の小さな差だけを見て、本の取引価格を見落とさないようにしましょう。

厚い本は3cmを超えても、大型便一択ではない

文庫本でも複数冊をまとめると厚くなります。3cmを超えたらすぐ宅急便やゆうパックにするのではなく、ゆうパケットプラスや宅急便コンパクトの専用箱へ収まるかも確認してみてください。

ゆうパケットプラスは専用箱が24cm×17cm×7cm、重さ2kg以内。箱に押し込まず、ふたが自然に閉まる状態で使います。宅急便コンパクトは別の寸法の専用資材を使うため、厚さだけが同じなら代用できる、という関係ではありません。

ゆうパケットプラスの送料はメルカリ455円、ラクマ380円、Yahoo!フリマ410円で、専用箱代65円が別にかかります。確認先はメルカリ公式の配送表、ラクマ公式配送案内、Yahoo!フリマの料金案内です。

1,200円で売れた本がこの専用箱に収まる場合、送料と新品箱代を引いた額は次のようになります。ここでも販売実績によるラクマの違いを分けます。

アプリ・率 手数料 送料+箱 残る額
メルカリ10% 120円 455+65円 560円
ラクマ10% 120円 380+65円 635円
ラクマ4.5% 54円 380+65円 701円
Yahoo!フリマ5% 60円 410+65円 665円

3cmを超えても送料差は残ります。反対に、重さや箱の大きさを超えるなら、この計算は使えません。漫画の全巻セットなどは全体を梱包して、大きい便のサイズ別料金で比較しましょう。

同梱は、まとめたあとの手取りで判断する

要点
まとめ買いを頼まれたときは、「2冊分の送料が浮く」と考える前に、合計の厚さと重さを見ます。小さな封筒2通から専用箱1個へ変えると、送料や資材代が増える場合もあります。

たとえば手数料10%、400円の本2冊、miniで別々なら、残る額は180円ずつで合計360円です。2冊を800円でまとめ、ゆうパケットプラス455円と新品箱65円が必要になるなら、残る額は200円です。まとめることで、必ず送料が安くなるわけではありません。

これは大きさが変わる場合の計算例で、いつも別送が得という意味でもありません。2冊とも一つの小型配送へ収まるなら条件は変わります。値引きを承諾する前に、同梱できる配送と手取りを確認してください。取引をまとめる操作も、各アプリの正式な手順に沿って行います。

操作の違いは、実際に下書きを作ると分かりやすい

手元の1冊で下書きを作り、どの入力や確認が負担かを見てみるイメージです。
手元の1冊で下書きを作り、どの入力や確認が負担かを見てみるイメージです。

私が同じ本で試したときは、バーコードを読み取り、写真と本の状態を登録していくという大まかな流れは似ていました。ただ、ラクマではバーコードから情報を取得できない本が多く感じ、説明文を入力することも少し面倒に感じたのを覚えています。

これは当時試した本と画面での感想で、今もラクマだけが読み取りにくいという比較ではありません。アプリの更新や本の登録状況で変わるため、手元の1冊で下書きを作り、どこで入力に迷うか見てみると選びやすいでしょう。

バーコードから題名などが入っても、書き込みや折れ、カバーの日焼けは自分で確認する必要があります。参考価格や自動入力の文章も、本の実物を見た説明の代わりにはなりません。写真には表紙だけでなく、気になる傷みや付属品も写しておきます。

当時よく使っていたPayPayフリマでは、下書きで参考価格を見られるのが助かりました。一から調べる手間が減り、価格を決めるときの目安になったからです。なお、現在の名称はYahoo!フリマです。

値下げ交渉の気楽さも、続けやすさに関わる

私はコメントでの値下げ交渉を少し苦手に感じていました。値下げボタンを使えると、文章でやり取りするより負担が軽く感じられたのも、使い心地を考えるときのポイントでした。

現在は、メルカリには値下げ依頼、Yahoo!フリマには価格の相談という仕組みがあります。対象や操作は異なるため、同じボタン・同じ成立条件だとは考えず、利用するアプリの案内を確認します。

メルカリでは依頼を承諾しても、購入を約束するものではありません。売れたと思って梱包・発送を進めず、取引画面で購入と支払いの状況を確認してください。自分が納得できない値下げに、必ず応じる必要もありません。

売れやすさを決めつけず、手元の本で試す

私は急いで売りたいときにメルカリを使うこともありましたが、どの本もメルカリならすぐ売れるとは言えません。利用者数や、ほかの人の売れた経験だけで、自分の本の売却時期までは決められないためです。

比較するときは、同じ版・同程度の状態の取引があるか、出品中の同じ本が多すぎないかを見ます。実際に出してみたら、売れない理由を価格だけに決めず、題名・写真・状態の説明も見直してください。

アプリを移す場合は、移す前の出品を終了させるなど、在庫が1冊しかないのに重複して売れる状態を作らないようにします。各サービスの規約と出品管理に沿って、無理なく管理できる範囲で試しましょう。

迷ったら、残る額と「面倒に感じる部分」で選ぶ

同じ本で相場を調べる、梱包後のサイズで配送を選ぶ、自分の手数料率で計算する。そのあとで、写真・説明・価格決め・連絡のどこが負担になりそうかを比べると、数字だけでは決めにくかった違いが見えてきます。

私にとっては、当時のPayPayフリマで参考価格を調べやすかったことが、よく使う理由の一つでした。数十円多く残すために慣れない操作をするより、使いやすいほうを選びたい場面があってもよいと思います。

大量の本を一冊ずつ売るのが負担なら、無理に全部をフリマへ出さず、本の処分方法で紹介した宅配買取や譲渡、資源回収と使い分けてみてください。自分のペースで手放せることも、選ぶ理由になります。

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