食欲の秋、読書の秋、運動の秋、食欲の秋、、、。
今、何か繰り返してしまいましたか?
そう、食欲の秋です。
何を置いてもまずはこれ。
たとえ読書に興味がなかろうが、運動が苦手であろうが、共通で盛り上がれるのが『食』! ではないでしょうか。
美味しいものを食べると幸せになれる、つまり美味しいとは幸せなのです。秋はそんな幸せがたくさん詰まった素敵な季節なのです。
さて、秋の味覚と言えば色々ありますが、代表的なのはやっぱりサンマでしょう。
何せ『秋の刀』と書くくらいですからね。調理方法も多岐にわたりますが、今回は王道のグリルをより美味しくするための方法を研究したいと思います。
美味しく焼くためにまずはサンマの選び方から
素材選びは大切ですよね。いかに素晴らしいお道具が揃っていても、賞味期限ギリギリでは『より美味しく』とはいきません(「美味しくない」で済めばまだましですが、、、)。
美味しい秋刀魚を見分ける一般的なポイントは以下の三つ。
- 下顎の先端が鮮やかな黄色
- 目が澄んでいる
- 腹部が硬い
秋刀魚の口先はもともとほんのり黄色なのですが、新鮮なものは際立った黄色です。
いまいちよくわからない、、と悩むべくもない発色なので、すぐにわかると思います。お店で比べてみてくださいね。
色はひよこの黄色くらいに思ってください。また、黄色の範囲が広ければ広いほど良し、です。
サンマに限らずほかのお魚と一緒ですが、目が濁っているものは避けましょう。ただ、白い場合は水揚げの際に生じるものですので、鮮度とは無関係です。
最後は、腹部の硬さ。これは内臓の硬さです。柔らかくなっている=内臓が腐りはじめているということなので、硬いものがより新鮮な秋刀魚ということになります。
あとは、丸々と太っていること。単純ですが、やっぱりこれが大切です。
グリルで秋刀魚を焼くときの注意点
美味しい秋刀魚も選べたことですし、次はいよいよグリルです。
七輪とかあればいいのですけど、昨今それもなかなか難しいと思いますので、ごくごく普通のグリルで調理したいと思います。もちろんフライパンでもできますよ。
1)うろこを取る
秋刀魚のうろこは捕獲、水揚げの際にほとんどはがれ落ちてしまいます。とはいえ綺麗さっぱり落ちるというわけではないので、残っているようなら包丁の刃先でこそぎ落とします。
2)洗う
さっと洗います。あまりしっかり洗ってしまうと旨みまで流れてしまいますので、あくまでも、さっと、です。新鮮であれば臭みはそれほどありません。洗ったあとは、キッチンペーパーで身を崩さないように拭いてください。残っていたうろこも取れます。
3)切り込みを入れる
切り込みの入れ方はご家庭ごとに違うかと思われます。十字や横一文字、または縦に細かく入れるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。十字の場合は2、3箇所に入れます。
切り込みを入れると、火が通りやすくなり、焼き上がりもきれいになります。
ちなみに、切り込みを入れなかった場合。悲惨な具体例を挙げますと、身が弾けました。
4)塩を振る
高い位置から、均一になるようにぱらぱらと振っていきます。均一とはいっても、頭から尻尾までだと身の厚さが異なりますので、お腹の部分は気持ち多めに。
片面だけではなく、両面に振ってくださいね。また、お醤油で召し上がるという方は、塩加減に気をつけてください。
焼く10分前くらいに塩を振ると、味がなじみます。
5)焼く
ポイントはしっかり余熱すること。
網が皮に張りつくのを防いでくれますし、何より火が中まできちんと通ります。
手軽に美味しく焼くためのグッズはある?
グリルには両面焼きと片面焼きがありまして、後者の場合はどうしてもひっくり返さなければいけません。ついでに、グリルからお皿に移動させることは避けられません。
「『身を崩さないように』って簡単に言うけど、どうしても崩れる、、、」という方のためになるような、何かいい対策はないのか。
――と、探したところ、見つけました。フライ返し。その名も『マルチグリルトング』。
その名のとおり、フライ返しがトング状になっているものです。面積が広いので、お魚全体を挟み込んでひっくり返すことができるというもの。これは便利。
マルチと謳っているだけあって、その他多方面で活躍してくれそうなグッズです。片面焼きや、お皿への移動に苦心しているという方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
秋の食卓に欠かせない秋刀魚。ちょっと手間をかけるだけでいつもよりも美味しくできるなら、やらない手はありません。
だって、せっかくの旬のものですもの。皆様の食卓が賑わう一助となれましたら幸いです。
最後に一言。おいしいは幸せ!