冬が終わりに近付くと次第にフキノトウやタラの芽、タケノコなど春らしい食べ物がテレビで特集されたりスーパーの売り場で並んでいるのを目にする機会が増えますよね。
今回はその中でもタラの芽についてご紹介したいと思います。
タラの芽には色んな栄養素が含まれており、女性、特に妊婦の方や高血圧の方には嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
タラの芽はよく天ぷらにして食べることが多いですが、美味しい旬はいつなのか?
選び方のポイントは?などについて見ていきましょう。
タラの芽の美味しい旬はいつ?
そもそもタラの芽とは何なのか?タラの芽とはタラノキの新芽のことを言います。
山菜として親しまれ、山菜の王様とも言われていることはご存知でしたか?
ほのかに苦味があり、モッチリとした食感を楽しめる食材です。
タラの芽は天ぷらやおひたし、和え物、そしてパスタの具材としても好んで食べられています。
全国の山に自生していますが、最近ではハウスで栽培も行われるようになりました。
では、タラの芽の旬はいつ頃なのでしょうか。
山で採れる天然のタラの芽は、地方にもよりますが4月から6月上旬頃まで収穫することができます。
タラの芽が採れる時期の目安は桜が咲く頃と言われており、桜が咲いている頃に山へ行けばタラの芽を採ることができます。
一方、ハウスで栽培されているタラの芽は12月頃と早い時期から出荷が始まり、2月から3月頃まで収穫されます。
料亭などからの需要があるため早い時期から収穫されています。
新鮮なタラの芽の選び方のポイント
続いて、タラの芽を選ぶ時のポイントについてご紹介します。
タラの芽は苦味があるのが特徴ですが、実はタラの芽は成長しすぎると苦味が強くなってしまいます。
しかし、小さすぎても風味が弱く物足りない味になります。
食べ頃の大きさの目安としては芽のつぼみ状の部分が開いて3~5cm程度芽が伸びているもので、このぐらいの大きさですとアクが少ないため食べやすくなっています。
少し苦味が強い方が良いという方は葉の部分が少し開きかけたタラの芽の方が風味がしっかりとあってオススメです。
また、栽培されたタラの芽に比べて天然物の方が風味があり、タラの芽本来の香りも楽しむことができますよ。
栽培物は女タラ、天然物は男タラが多く、男タラにはトゲがあるのが特徴ですが、風味も男タラの方が強くなっています。
苦味が少し苦手な方は栽培されたタラの芽、苦味を楽しみたい方は天然物を選んでみるのもいいのではないでしょうか。
タラの芽の保存方法と賞味期間
タラの芽はあまり日持ちのする食材ではありません。
目安として2~3日で食べることをオススメします。
タラの芽は香りが大事なのでなるべく早く食べるようにしましょう。
保存する時には、乾燥を防ぐために新聞紙などに包み、穴の開いたポリ袋へ入れて冷蔵庫で保存します。
もし長期保存したい場合は、冷凍して保存をするようにしましょう。
タラの芽を固めに塩茹でをして氷水にさらし、しばらく水につけてアク抜きをしたら、タラの芽の水分をよくきって小分けにし、アルミまたはステンレスのバットに広げて冷凍保存をします。
もしくは、小分けにしたあとサランラップで包み保存袋に入れるようにして冷凍保存をしましょう。もっと長い期間保存したい場合は塩漬けにする必要があります。
関連サイトふきのとうの美味しい時期は?取り方のコツが知りたい! 関連サイトふきのとうのてんぷらを作りたい!下ごしらえのポイント! 関連サイト早春の食材菜の花の天ぷらやパスタの作り方まとめ
今回はタラの芽の旬の期間、選び方のポイントなどをご紹介しました。
ハウスで栽培されるようにもなり、以前と比べて長い期間タラの芽を楽しめるようにはなりましたが、タラの芽と言えばやはり春です。
ぜひ、旬がきて風味がある美味しいタラの芽を食べてみてくださいね。