毎年、冬になると悩まされる事の1つとして「お歳暮」があります。
いつ、何をどこで購入しようか、また、今まで贈っていたけど止めてもよいのか、など悩みは尽きません。
そこで面倒なお歳暮、贈る人別にいつまで送ればよいのか、また毎年贈り続けないといけないのか、などご紹介していきたいと思います。
そもそもお歳暮を贈る相手とはこんな人たち
お歳暮の一般的な定義は「日ごろお世話になっている人に贈る」ものですが、言い方を変えると「今までにお世話になった方で、且つ、今後もお世話になる(お付き合いが続く)人」でしょう。
- 実家
- 義実家
- 職場の上司
- 取引先のお客様
- 仲人・媒酌人
- 恩師
- お稽古ごとの先生
- かかりつけ医者等
以前に比べて贈る機会が減っており、「実家・親戚には贈らない」という人も多いです。
また贈り先が公務員の場合は贈答が禁止されています。大企業勤務者も会社で規定されていることが多いのでまずは確認しましょう。
そもそもお歳暮の始まりは、自分の先祖への供養の意味で分家の方が本家の方へお礼の贈り物をする、という習わしなのですが、それがいつしかお歳暮はお世話になった方へ気持ちを伝える習慣となっていきました。
お歳暮はいつまで贈り続けるのが礼儀なのか
お歳暮は(お中元もそうですが)基本的に1度贈ったらずっと贈り続けるのがマナーです。
本来、末永くお付き合いしたい人に贈るものだからです。
しかしお付き合いが疎遠になり形式だけのものになってしまった場合には取りやめてもよいでしょう。
ただ、いきなりお中元もお歳暮も取りやめるのは相手が心配するかもしれませんのであまりオススメ出来ません。取りやめにしたい場合は、まずはお中元を止めてみて、翌年以降にお歳暮をやめていく方法がいいでしょう。
その年だけお世話になった人にはお中元やお歳暮は贈らず、「御礼」などにして感謝の気持ちを伝えましょう。
最近は仲人さんを立てて結婚式をするカップルは少ないです。
でも仲人さんを立てて結婚された方はその後のお付き合いも大事だと思います。品物やその予算も悩むところです。
そもそも、ずっとこのような関係を続けていく必要はあるのでしょうか?
仲人さんに渡す場合は一般的には長くて5年、短くて3年程度が多いようです。地域差はありますが5年程で止めるのが一般的です。
お歳暮を贈り続ける必要がないのはこんな時
上述しましたが、その時だけお世話になった人には「御礼」などにして感謝の気持ちを伝えればよいのでお歳暮として贈る必要はありません。
その他、「前に勤めていた上司に贈るか?」ですが、定義として「今後もお世話になる人」に贈るものなので、退社した場合は、不要だと言えます。
また、逆に上司が退職した場合もお歳暮を継続する必要は無いです。
ただし、会社の関係はなくなっても個人的にこれからもお世話になると思うならば、もちろん贈り続けることに何の問題もありません。
親戚の場合は子供の結婚相手の実家など義理の場合は悩みますね。
お互いそこまで贈りあう必要が無いのに惰性でやり取りをしている場合、子供が間に入って打診するものありかと思います。
私の家は双方の実家が離れているのでなかなか会うことも出来ないことから、お歳暮を贈ることによって(届いたときにお礼の電話をし合うことで)コミュニケーションを取っているので続けています。
また、自分は贈るのをやめたのに先方から毎年届く場合、困りますよね。
一般的にお歳暮を受け取った場合に必ずお返しをしなければならない訳ではありません。
お返しの代わりにお礼状を贈るのがマナーとされているので、お礼状はきちんと送りましょう。
その際に「今後はお気遣いなさいませんように、お願い申し上げます。」等お断りの言葉を入れておきましょう。
まとめ
お歳暮(お中元)は人と人を繋ぐ大切なコミュニケーションツールであると思うので、いきなりパサッと断ってしまうのも難しいですね。
気持ちを伝えるものなので、最終的にやめるにしてもお互いが嫌な気持ちにならないようにしたいですね。