寒~い冬がやってきましたね。皆さん、お風邪はひいていませんか?
この季節には気を付けたいはやり病もやってきます。
何かといいますと、インフルエンザとノロウイルスです。
今回は、ノロイウルスとインフルエンザの同時感染についてお知らせしますね。
目次
ノロウイルスとインフルエンザの違い
どちらもウイルス性の病気であることには違いはないのですが、症状に大きな違いがあります。
ノロウイルス:強い下痢、嘔吐の症状がみられます。
ノロウイルスとインフルエンザに同時感染する場合ってあるの?
ノロウイルスとインフルエンザの同時感染ですが、これにはウイルスの干渉現象というものが関わってきます。
ウイルスの干渉現象とは何かといいますと、例えば、一つの体にノロとインフルのウイルスが同時に入ってきたとします。
しかし、その体ではインフルが先に養分を蓄えて繁殖してしまい、ノロの繁殖が抑えられてしまうという現象です。
つまり、一つの体にノロとインフルのウイルスが入ってくることはあっても、同時に発症するケースは極端に少ないというわけです。
お互いに養分のわけっこをしていたら同時発症もあり得たかもしれませんが、我先に!と繁殖を始めるウイルスたちに譲り合いの精神はなさそうなので、そこは心配しなくても良さそうですね。
同時感染しないように予防をしよう
さて、上記で同時感染の可能性は極めて低いとお伝えしましたが、ウイルスが完全にいなくなっているとも言えません。
つまり、インフルを発症し、治った後にノロが発症する可能性は十分あるということです。
ノロの後にインフルが来る可能性も否定はできません。なので、しっかりとした予防が必要になります。
インフルエンザは毎年のように病院で予防接種のお知らせが貼られます。
このインフルエンザの予防接種ですが、1回打っただけでは効果が薄いです。
全くないわけではありませんが、できればきちんと2回打つようにしましょう。
予防注射の効果は3か月と言われています。なので、秋に1回、その3か月後にもう一回打ってしっかり予防するようにしましょう。
ノロウイルスには予防注射というものはありません。
では、どうやって予防していくかですが、
・よく触るものはマメに消毒する
・調理器具の消毒
・調理する際は必ず熱を通す
特に、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は机の上、おもちゃなどもそうですが、出かけ先で乗せるバギーなどもウェットティッシュで拭いたり、除菌していくことが必要になっていきます。
インフルやノロが流行り始めたら人込みを避けるのも予防のひとつですが、お買い物に行くときなどは毎回人込みを避けられるとも限りませんし、やはり除菌シートやウェットティッシュなどは携帯しておいたほうが良いと思います。
最後に
インフルエンザにノロウイルスとまた冬の感染症がやってくるんだな、とちょっと気を引き締めないといけないと再確認しました。
我が家にも7か月の娘がいるので、この二つの感染症は脅威です。
赤ちゃんでも予防接種を打ってくれる病院もありますが、残念ながら近くになく、「1歳からしています。」と言われることも良くあります。
すべての病院がそういうわけではないので、お子さんの予防接種をお考えの方は、一度調べるか電話して聞いてみてくださいね。
早いところなら概ね8か月から受けられるところもありますので。
ノロに関しては、予防接種はないので、身の回りの環境を整えたり、調理の際にしっかり火を通したりして防ぐしかありません。
外に出ればきりがないのですが、それでもこの二つはかかるとかなりしんどいですから、十分に気を付けてくださいね。