そろそろ梅雨の時期が始まりますね。
梅雨は水不足の解消など、重要な役割を果たしますが、一方でカビや湿気などの問題もあります。
家にあるエアコンで湿気の悩みが解消すればいいのですが、果たしてエアコンで湿気の解消はできるのでしょうか。今日は、その真相に迫ります。
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湿気はエアコンで解消できる?
梅雨の時期にエアコンを使用する際に、「除湿機能」というものがありますね。
エアコンの除湿機能は、部屋の空気の湿度を下げることを一番に考えている機能です。
部屋中のじめじめしたいや~な湿気を部屋から追い出して、空気をクリーンにする効果があります。
まず、空気が蓄えることのできる水分量は、空気の温度によって変わってきます。空気の温度が高いほど、たくさんの水分を蓄えることができるのです。
温度が下がると、水分をあまり蓄えることができませんから、空気からあぶれた水分は、どんどん空気中に水滴として舞うようになります。
そのため、湿度が上がり、なんとなくじめっとした空気になるということですね。
エアコンの除湿機能は、空気中の水分をかき集めるため、温度だけではなく湿度も下がります。
その仕組みを見てみましょう。
1)エアコンが湿度の高まった空気を取り込み、熱交換器で熱を奪って温度を下げます。
2)空気中の水分は水滴となって熱交換器につきます。それを集めて、ホースで室内に流します。
3)そして、水分を取った空気をまた部屋に戻します。
これを繰り返すことによって、部屋の湿度をどんどん取っていき、湿度下げていくというわけなのですね。
ちなみに、冷房は温度を下げる効果はありますが、湿度を下げる機能はありません。
気温が高い時は冷房、湿度が高い時は除湿と上手に活用しましょう。
カビが生えやすい湿度は?
湿度が上がるとカビの心配もありますよね。
カビはやや暖かく、湿度の高い場所を好みます。日本の梅雨の時期は、カビにとって、もっとも快適な時期となるわけですね。
カビが発生しやすいのは、20℃~30℃で、25℃でもっとも活発に活動を始めます。
特に水滴などが溜まりやすい窓のサッシ部分や、クローゼットの中なども湿気がこもりやすく、カビが生えやすい場所です。
何年も押入れにものを入れっぱなしにしていて換気をせず、いざ引っ越しなどで荷物を出してみたところ、奥のあたりに黒いカビがビッシリ…なんて現場にも遭遇したことがあります。
クローゼットや押し入れは閉めっぱなしにせず、たまには扉を開放して空気の通りをよくしましょう。また、布団の敷きっぱなしもカビの原因になります。
カビは、汚れ、多湿、高温が揃うと非常に発生しやすくなるので、エアコンの除湿機能などで空気をコントロールし、湿気が溜まらないよう、換気をして空気の通り道を作ってあげましょう。
簡単にできる除湿方法
いやなカビを予防する方法を集めてみました。
エアコンと併用すれば効果アップですよ。上手く取り入れて、梅雨の時期も快適に過ごしましょう♪
1)布団を敷きっぱなしにしない
人は一晩でコップ一杯分の汗をかくといわれています。
一晩寝ただけで布団や布団の下は湿っぽくなっています。布団は起きたら必ず上げるようにしましょう。また、布団の下にスノコなどを敷いて、通気性を良くするのもおすすめです。
2)換気扇を回す
換気扇を回して部屋の空気を入れ替えるようにしましょう。
お風呂場も使った後は換気扇を回し、乾燥させることが重要です。また、浴槽はこまめに掃除し、カビのエサを残さないようにしましょう。
3)濡れた傘を部屋に持ち込まない
玄関は下駄箱などもあり、湿気が溜まりやすい場所でもあります。そんな場所に水分たっぷりの傘を持ち込むと湿気が大変なことになります。
傘は防犯上問題がない程度で、なるべく外に置くようにしましょう。
同じ理由で、濡れた服をリビングに置きっぱなしにするのはやめましょう。すぐに洗濯するようにしましょうね。
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カビは湿度が50%を超えると急に元気になります。
そのため、ヒトが快適にかつ健康に過ごせるのは湿度50%だといわれています。湿度50%はダニやウィルスなども活動しづらい湿度となっています。
簡易的なもので構いませんので、湿度計を家に設置しましょう。
私の家でも、湿度計と温度計は壁に設置しており、なるべく気にするようにしています。
湿気をコントロールして、いやな梅雨の時期も快適に過ごしたいものですね。