
毎日持ち歩く負担を抑えたいならA6のオリジナル、書く・貼るスペースや週間の時間管理を重視するならA5のカズンが、比較の出発点になります。どちらも1日1ページですが、大きさと週間ダイアリーの有無が違います。
ただ、大きいほうが必ず使いやすい、小さいほうなら必ず続く、というわけではありません。どこで開いて何を書きたいかを思い浮かべながら選びましょう。以下は2026年10月29日に確認した2027年版の仕様が基準です。
オリジナルとカズンの主な違い

下表は、日本語版の1月はじまり・1年一冊の本体について、オリジナルの公式商品ページとカズンの公式商品ページで確認したものです。カバーや筆記具を加えた重さではありません。
| 比較する点 | オリジナル | カズン |
|---|---|---|
| サイズ | A6・文庫本サイズ | A5・大判サイズ |
| 本体寸法 | 縦148×横105×厚さ15mm | 縦210×横148×厚さ18mm |
| 本体の重さ | 約195g | 約445g |
| 1日ページ | あり | あり |
| 週間ダイアリー | 本体にはなし | バーチカル形式を収録 |
| 選ぶ軸 | 携帯性とコンパクトさ | 記入面積と週の時間管理 |
A5はA6のおよそ二倍の紙面面積です。ただし「二倍」は縦横の長さがそれぞれ二倍という意味でも、本体の重さが必ず二倍という意味でもありません。買うときは、選ぶ年版・言語・はじまり月まで商品ページで合わせて確認してください。
持ち歩きやすいのは?カズンを選ぶ前の確認
本体だけの公称重量では、上の条件のカズンはオリジナルより約250g重くなります。さらにカバー、ペン、貼った写真や紙などの分が加わるので、どちらも最初の本体重量だけで判断しないほうがよいでしょう。
カズンを持ち歩きたい場合は、次のことを確かめてみてください。
- いつものバッグへ、A5よりひと回り余裕のある物が入るか。カバーの外寸も確認する。
- 手帳を開く机の広さは足りるか。見開きでは閉じた状態より横に場所を使う。
- ほかの荷物と合わせて、毎日持つ負担が許容できるか。
家にA5・A6の紙があれば、それぞれを机やバッグに当ててみると、サイズの想像を助けられます。ただし紙一枚では厚さや重さまでは再現できないので、可能なら店頭で本体やカバーを確かめましょう。
カズンの広さが好きでも、毎日持つ必要がなければ家や職場の置き手帳にする方法もあります。外出先で書きたいのか、帰宅後に一日をまとめたいのかを先に決めると選びやすいです。
週間予定が必要なら、ページの使い方も比較する
カズンには、時間軸に沿って一週間の予定を書ける週間ダイアリーがあります。予定を週全体で眺めたい人は、1日ページと役割を分けられそうです。
オリジナルには同じ週間ページは収録されていませんが、別売りの「ほぼ日の週間手帳2027」があります。こちらを組み合わせるか、週の時間管理は別の手段へ分けるかを考えてください。
小さい本体に追加の冊子を持つのと、大きい本体一冊にまとめるのとでは、好みが分かれます。週間管理が必要ないなら、そのページがあることだけを理由にカズンを選ぶ必要はありません。
1年一冊と分冊版avec、どちらにする?
オリジナルにもカズンにも、一年を前期・後期に分けたavecがあります。公式のタイプ別ガイドは、分冊で気軽に持ち歩ける点を紹介しています。オリジナルのガイド・カズンのガイド
紙や写真をたくさん貼りたい、今使う分を軽く持ちたいなら分冊が候補になります。一方、半年前の記録を外出先でよく見るなら、前後期を入れ替える運用が合うかを考えましょう。二冊とも持ち歩くなら、分冊一冊分の軽さという利点は変わってきます。
年の途中で始めたい場合も、分冊ならすべての月から都合よく始められるわけではありません。後期の開始日や単冊販売の有無など、購入する商品の条件を確認してください。
1日1ページ、書くことが少なくても大丈夫?
買う前に、普段書きたい量を一週間ほど手元の紙に書いてみると、必要なスペースを考える材料になります。予定だけなら数行でも、日記・絵・写真まで入れると必要な面積は変わります。
予定以外に、暮らしの記録を残す
食事の記録を絵とカロリーで残している友人の手帳を見たことがあります。食事制限が必要だった友人の使い方で、ぱっと見るとレシピ本のようでした。これは私自身の記録ではありませんが、予定以外にも、その人の暮らしに合う残し方があるんだなと思える例でした。食事や体調の管理方法として、同じ使い方を誰にでも勧めるという意味ではありません。
- 予定と振り返りを分ける:上に今日すること、下に覚えておきたいこと。
- 絵や写真を一つ添える:食べた物、見た景色など、残したい場面を選ぶ。
- 短い記録にする:うれしかったこと、気になった言葉、次にしたいことを書く。
毎日ページを埋めることを義務にしなくてもよいと思います。余白の量が気になるなら、まず小さい紙面で足りるかを見て、逆に窮屈なら大きい紙面を検討する、という順番でも選べます。
植物の写真を見返して気づいた、小さな変化

私も、通勤で見かける植物を毎日撮って、成長を観察したことがあります。その日だけ見ると地味な変化でも、あとで写真を見返すと、花も少しずつ成長していたことに気づくんですよね。
その写真をすべてほぼ日手帳へ貼っていたという話ではありませんが、あとから見返す記録の楽しさは感じました。手帳でも、何をたくさん書くかだけでなく、どんな変化を残しておきたいかから考えると、使い方が浮かびやすいと思います。写真を貼るなら紙面の広さ、短い言葉で残すなら持ち運びやすさというように、残し方からサイズを選ぶ材料にもなりそうです。
ほぼ日手帳は、この二種類だけではない
公式サイトには、週間レフトのweeks、月間とノートを組み合わせるday-free、HONや5年手帳などもあります。「毎日の記録を日付ごとに残したい」なら今回の二つが比較しやすいですが、書かない日が多くて気になるなら、別の形式も見てみましょう。
価格も、本体だけかカバー込みかで違います。まず必要な形式を決め、購入する組合せの合計で比べると、好みのカバーだけで予算を考えてしまうのを避けやすくなります。
まとめ
持ち歩きとコンパクトさならオリジナル、広い紙面と週間の時間管理ならカズンが、選ぶときの目安です。カズンを外へ持ちたいなら、本体とカバーの大きさ・重さ、開く場所まで想像してみてください。
一日一ページへ何を残したいかが見えると、A6かA5か、一年一冊かavecかも決めやすくなります。たくさん書くことだけでなく、あとで開きたくなる使い方を選びたいですね。
毎年ほぼ日手帳を使っていた頃は、使い込むほどに親近感が湧いてくるのが不思議でした。年末に「一年間、何をしていたのかな」と読み返すのも楽しみの一つ。最初から全部のページを上手に使おうとしすぎず、自分の暮らしが少しずつ残る一冊になればよいなと思います。