暑い夏がやってくると同時に台風もやってきますね。
最近はゲリラ豪雨などの気象状況変化がニュースをよく耳にします。こんな風に気象の変化が激しいこの頃ですが、もし台風が複数発生したらどうなるのでしょう?複数合わさって巨大になり私たちの生活を脅かすのでしょうか?
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台風の発生には諸説ありますが、今一番有力な説は「偏東風波動説」です。
これは南北両半球の北緯(南緯)30度付近に「亜熱帯高圧帯」が形成され、これらの高気圧から赤道方向に向けて吹き出した風が偏東風となります。この風の流れの中でうねり(波動)が発生すると渦が生じ、熱帯低気圧となるという考えです。
波動はできてもほとんどが発達しないまま無くなってしまいます。
ですが、1万メートル以上の上層に高気圧を伴い、海水の温度が26度以上の時発生する水蒸気が発する潜熱が生じた時、台風が発生すると考えられています。
このような条件のため、夏から秋にかけて台風が発生するのです。
また条件さえそろえば台風はいくつも発生するのです。
台風が複数接近したら?
台風が複数発生しても離れていたら影響がないとされています。
台風の大きさにもよりますが、影響が出るのはお互いが1,000キロメートル以内に近づいた時です。
複数の台風が1,000キロメートル以内に近づいた時に起こる現象は藤原効果とされ、6つに分類されています。
相寄り型
弱い方の台風が急激に衰弱し、強い方の台風に取り込まれる。
指向型
片方の台風だけが干渉を受けて、もう片方の台風の回りを運動するように見える。
追従型
片方の台風がまず移動し、その後ろをもう片方の台風が追いかけていく。
時間待ち型
東側の台風がまず北上し、その台風が去った後に西側の台風が北上しはじめる。
同行型
2つの台風が並行して移動する。
離反型
東側の台風が加速して北東へ移動し、西側の台風が減速しながら西へ移動する。
日本では2006年に3つの台風が訪れたことがあり、その時は同行型と離反型の現象が起こりました。
2015年も台風9号、10号、11号が発生し、いずれかの現象が起こるのではないかと心配されています。
離反型のようにお互いが反対方向にそれていくのが、一番台風の影響を受けにくいのかもしれませんね。指向型や追従型、同行型などのようにお互いの勢力を保ったまま一緒に動かれるのは避けたいところです。
万が一に備えて非常持ち出し袋もチェックしておきましょう。
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台風同士が接近したら起こる現象はいかがでしたか。
このような状況が迫った場合はニュースなどで〇〇型になりそうですといった発表があるので注意しておきましょう。備えあれば憂い無と言いますから、万が一に備えて非常袋の準備もしておきましょう。