寝不足と下痢には密接な関係があることはご存知でしょうか。
今思えば寝不足が続くとトイレにこもりがちになってたな…なんて心当たりがある方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな寝不足からくる下痢の原因や対処法についてみてみましょう。
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寝不足によって下痢を引き起こしてしまう方が多くいますが、その原因を知っている方は少ないでしょう。
なぜ寝不足になるとお腹を壊すのか?その原因についてまずはご紹介しましょう。
下痢を引き起こす主な原因は、自律神経の働きの乱れと言われています。
寝不足になると体内のリズムや調子を整えている自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れることがストレスにつながり、下痢を引き起こす原因となっています。
寝不足が腸に与える影響
寝不足による自律神経の乱れがストレスにつながり、そのストレスによって腸の神経が刺激され下痢を引き起こします。
胃や腸はもともと精神的な影響を受けやすい部分なので、ストレスがかかったり緊張したりすると腸の神経が刺激されて腸が動くことにより下痢を引き起こします。
よく大事なプレゼンや会議の前、学生の方だと大事な試験や試合の前に緊張してしまいお腹を壊す方がいますが、それと同じだと言えますね。
自律神経には身体の活動と休止のモードを切り替える働きがあります。
その中でも、排便は身体が休息モードに入っているときに促進されます。
睡眠が不足した状態だと、不適切なときに休息を取ろうと自律神経が命令を出してしまうことがあり、そうすると異常に強い腸のぜん動運動が起こって下痢を引き起こしてしまいます。
寝不足によって下痢を引き起こしやすい人は、過敏性腸症候群になりやすい体質だと言えるでしょう。
下痢を抑えるための方法は?
では、寝不足による下痢を抑える方法をご紹介しましょう。
寝不足からくる腹痛は、細菌が腸に入ったことにより引き起こされる腹痛と異なり、何度排泄をしても治らないという難点があります。
根本的な解決方法はやはり十分な睡眠時間をとること、質の高い睡眠をとることです。
普段から寝不足にならないように意識することが大切ですが、普段忙しくなかなか睡眠を十分にとることが難しいという方もいると思います。
そんな方に向けて、その他の方法で下痢を抑える方法をいくつかあげてみましょう。
◆ツボを押す
腹痛に効くツボを指圧することで腹痛が和らぐことがあります。
手の甲の親指と人差し指の間の付け根部分にある「こうごく」や、オヘソとみぞおちの中心部にある「ちゅうかん」というツボが腹痛には効きます。
このツボは寝不足以外からくる腹痛にも効果的なので、覚えておくといいですね。
◆消化に良い食事をとる
腸にあまり負担をかけない食事をすることにより腹痛を抑えることができます。
寝不足の日の朝食はお粥にするなど、消化の良いものをとるようにしましょう。
また、その他にも腸の調子を整えるために乳酸菌を意識して摂取するように心がけましょう。
腸に刺激を与えないという点では、なるべくアルコールや辛い食べ物、油っこい食べ物は控えるようにした方が良いでしょう。
また、暴飲暴食や夜遅くに食事をとることも厳禁です。規則正しい食事を心がけましょう。
◆胃腸薬を飲んでおく
寝不足による腹痛をよく引き起こす人はあらかじめ胃腸薬を用意しておきましょう。
薬剤師さんと相談して自分の体に合うもの、適切なものを選んでくださいね。
まとめ
今回は、寝不足からくる腹痛についてご紹介しました。
寝不足が下痢の原因だったのかもと心当たりがある方は、ぜひ対策を試してみてくださいね。