旅行で旅館やホテルに泊まった際に、映画やドラマなどではチップを渡したりしてますよね。
あれには何か意味があるのでしょうか?
そもそも、渡さなければいけないものなのでしょうか?
旅館でのチップのマナーや相場など、知っておきたい予備知識をお知らせしますね。
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そもそもチップは必要かといいますと、基本的には必要ありません。
旅館にしてもホテルにしてもサービス業ですし、宿泊料金に含まれているからです。
しかし、全く必要ないのかというと、そういうわけでもありません。
では、どういう時に必要なのかというと、自分や同行者が旅館側に迷惑をかけた場合や、プラスアルファでお世話を頼みたい時です。
例えば、迷惑をかけた場合、「予約したお部屋に入ったものの、そのお部屋のレイアウトが気に入らないから他の部屋に変えて欲しい」「連れて行った子どもがきれいに掃除ができないレベルにお部屋を汚してしまった時」などです。
もちろん、「気持ち」で渡している方も大勢いらっしゃいます。
サービス業だとわかっていても気持ち良いサービスだったと感じた時や、泊まった旅館が気に入った時などに渡しています。
また、お心付けが必要な旅館と不必要な旅館があるようです。
【必要な旅館】
- 部屋付きの女中さんがいる旅館
- 女将さんが一人で切り盛りしている旅館
- お部屋でご飯が食べられる旅館
【不必要な旅館】
- サービス料が宿泊料に含まれている旅館
- バイキング形式になっている旅館
もちろん、上記に関係なく渡そうとしても受け取ってもらえないこともあります。
旅館でのチップ相場は?
チップはいわゆるお心付けなので、相場もピンキリです。
1,000円包む方もいれば、3,000円包む方もいます。
なので、ご自身がこのくらい包もうかな、と思った金額を包めばよいでしょう。
マナーとしては、宿泊料金の1~2割を包めば間違いはありません。
チップのマナーと渡し方
チップのマナーとして、係りの方が退室するタイミングに渡しましょう。
たくさんの人が見ている中で渡すのはタブーとされています。
お金が絡んでいることなので、ヘタをすると人間関係がギクシャクしてしまいますし、気をつけたいところですね。
渡す時は、お金を裸で渡すのではなく、「包んで」渡しましょう。
あらかじめ、ぽち袋を用意しておくか、なければ最悪ティッシュに包みましょう。
また、断られた場合は「気持ちですから」ともう一度チャレンジしてみましょう。
それでも受け取ってもらえなかったら、その時は諦めましょう。
旅館によってはチップ禁止のところもあるので、無理に渡すことは控えてくださいね。
海外ドラマなどでよく見かけるチップですが、日本では渡しているところも受け取っているところも見かけないのは、人目につかない場所で渡すことが多いからかもしれません。
気持ちをチップという形で受け取ってもらえなかった場合は、その旅館のリピーターになるという形はいかがでしょうか?
私は高校~短大の時に友だちと旅行に行った時は、チップは渡しませんでしたが、毎年その旅館に泊まりに行っていました。
学生でも尻込みしない料金だったことが大きな理由ではあるのですが、食事の時などに苦手な食材をチェンジしてもらえたりと色々お世話になったこともあったので、とても助かったのです。
まとめ
チップは気持ちです。
必ず受け取ってもらわなければならないものではありませんし、必ず渡さなければならないものでもありません。
感謝や満足を表すためには、チップではなくリピーターになるのが良いかもしれませんね。