お盆が来たら先祖のお墓参りに行かなければなりませんね。
お盆はご先祖様が家に戻ってきて一緒に過ごすための準備をしたりと、いろいろと忙しい時期でもあります。
お盆の時期に困らないようお墓の掃除について知っておきましょう。
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お盆は7月盆も8月盆も13日から16日が一般的な期間です。
この期間の中でお墓参りをするのは13日とされています。
この日にお墓へ行くというのはご先祖様をお迎えに行くという意味があります。
そして、16日の送り火を炊いてお墓に送り出すまでは、家族と共にいるといわれています。
仏壇やお墓を掃除しないとご先祖様をお迎えできないということで、お盆には家族でお墓の掃除を行います。
出来ればお墓参りの前日までに掃除を澄ましておくのが理想ですが、お墓が遠いなど現実的ではないかもしれませんね。
お墓参りの当日午前中にお墓の掃除を済ませておきましょう。
①まずは、お墓周りの掃除ですが、必ず合掌をしてから行います。
②その後は、敷地内の掃除をします。
敷地内に雑草やゴミが落ちているようであれば、丁寧に取り除きます。
また、木の枝などが伸びている場合は適度に剪定しましょう。
③敷地内を掃除したら、次はお墓の掃除に取り掛かりましょう。
柄杓でたっぷり水をかけ、丁寧に磨いていきましょう。
その際に、汚れがひどいときはタワシを、あまり汚れていない場合は傷のつきにくいスポンジでやさしく擦り洗いをしましょう。
水だけでなかなか落ちない汚れには、研磨剤の入っていない墓用の洗剤を使用しましょう。
墓用の洗剤は、石の種類によって発売されていますので、種類に応じて選んでくださいね。
最近は洗剤から掃除道具までがセットになっている商品もネットなどで販売されています。
道具の買い替えを考えている人は、思い切ってフルセットで揃えるのもいいかもしれません。
くぼみなどの細かい部分の掃除には、小さめのブラシがあると便利です。
身近なものでは古い歯ブラシなどを利用すると手頃です。
お墓掃除に必要な道具
それでは、掃除に必要な道具のご紹介です。揃える際の参考にしていください。
①お墓用の洗剤
スプレータイプが使いやすくて便利です。
重曹はやさしい研磨作用があるのでおすすめですが、しつこい汚れには不向きです。
しかし、軽い汚れであれば簡単に落ちますので、プロの方も使うほどです。
目立たない場所でキズが付かないことを確認してから使用しましょう。
また、キッチンハイターやサンポールなどの塩素系の洗剤は、石を痛めたり、脱色の原因になる可能性がありますので、使用をしないでくださいね。
②手袋
手荒れが気になる人はゴム手袋や軍手を着用しましょう。
③タワシやスポンジ
石をこすり洗いするのに使用します。
タワシを使う場合は、キズが付かないか様子を見ながら使用しましょう。
金タワシはキズの原因や、金属が石の表面に付いてサビの原因になるためNGです。
④ゴミ袋
拾ったゴミなどを入れるのに使用します。
⑤バケツなど
石に水をかけるのにしようします。
バケツで水をかけるのもよいですが、ペットボトルなどでかけるのも簡単でおすすめです。
⑥雑巾
最後に石を拭きあげるのに使用します。
他にもスクレーパーなどがあれば、こびりついた汚れを剥がし取るのに便利です。
また、最近はお墓掃除の代行などもありますので、どうしても行けない人は依頼するのもいいかしれません。
お墓掃除をするときの注意点
お墓そうじをする際の注意点をまとめました。
いつもの掃除にプラスして、さらに綺麗に保ちましょう。
1)お供え物は持って帰るようにしましょう。
お供え物の食べ物を放置すると、虫などが集まり、また石が汚れる原因になります。
2)ヒビを発見した際には、修理を依頼しましょう。
ヒビなどから雨水や汚れが入り込み、劣化の原因になります。
3)苔を取り除きましょう。
苔を除いたほうが石が長持ちします。
4)敷地内の砂利も洗いましょう。
お墓の周りの砂利をザルに入れて水で洗ってみてください。
5)腰痛に注意!
お墓の掃除をするにあたって、中腰になったり無理な体勢をすることもあるかと思いますが、腰を痛めないようにご注意ください。ご先祖様を心配させてはいけません。
最後に
お墓の掃除をすることは、石の劣化を防ぐために非常に重要です。
気持ちを込めてしっかりと掃除をすると、とても気持ちがいいですね。
ご先祖様に感謝し、故人との対話も楽しんでくださいね。