お正月と言えばお年玉ですね♪
「なにを買おうかな?」と、子供のころは毎年とても楽しみにしていたものが、いつの間にかあげる側に…。
お年玉って今までなんとなくあげてきたけど、
渡す相手はどこまで?
わたすタイミングはいつ?
あげなくてもOK?
などなど、知らないことってたくさんありますよね。
今日は、お年玉の疑問に答えます。
お年玉を渡す日はいつ?
一般的に、お年玉はお正月の時期に渡すものなので、三が日もしくは松の日(1月7日、地域によっては1月15日までのところも)までに渡すようにしましょう。
現在では、お年玉はお金を渡しますが、最初はお餅だったどうです。お年玉の語源は、「年魂」といいます。年は神様、玉は魂を表しているのですね。
もともとお正月は新年に神様を迎えるための行事です。
お供え物に鏡餅が祀られ、鏡餅には年神の魂が宿っているとされていました。それがお年玉の起源です。
もともとお餅だったものがお金に変わったのは、丁度、日本の高度経済期のときだといわれています。お餅を目上の人から目下の人へ渡すという習慣が、いつしか子供に渡すものとなり、いつの間にかお金になっていったのです。
お年玉は誰に渡すもの?
それでは、お年玉は誰に渡すものなのでしょうか。
細かい部分は各家庭の経済状況にもよりますが、一般的には甥、姪までにお年玉を渡す人が多いようですね。自分の子供にはあげている人は全体の半分ほどでした。
いとこや親せきの子供にあげる人も3割ほどです。確かに私も、将来、弟の子供にはあげますが、自分の子供にはあげないかもしれません。
私も親からはもらった記憶がないせいかもしれませんが、ただでさえ普段からお小遣いをあげている子供の場合には必要ないのでは?と考えています。相手との関係性や距離感を考えて、渡し方を変えましょう。
ちなみに、私の母は、姉家族と「お互いの子供にお年玉はあげないようにしよう」と小さいころから決めていました。
これは、姉家族が5人兄弟だったため、金額に差が出る可能性があり、お互いの負担を考えての決断だったそうです。
お年玉を渡さないのはマナー違反になる?
お年玉をあげることは、風習のようなものであるため、あげないからといって特にマナー違反ということはありません。
実際、最近では子供のいない夫婦は甥、姪にお年玉をあげない人も増えているようです。
お年玉の相場は年齢にもよりますが、大体3千円から5千円ほどです。正直な話、「もらえないのにあげるのもなぁ…」と思ってしまうのも仕方のないことですね。
ちなみに私は、年の離れたいとこ(父方の弟の子供です)がいるのですが、お年玉をあげたくないばかりに、社会人になってからは年末に実家にほぼ帰っていません。
このように、お年玉は会ってしまうとあげざるをえない状況になってしまう不思議な風習ですので、いっそ会わない!もしくはあげないと心に決めてしまうのもいいかもしれません。
将来自分に子供ができたときにまた考えが変わるのでしょうか。今の時点ではわかりません。
最後に
住信SBIネット銀行株式会社が、2016年に住信SBIネット銀行の口座を保有する全国のお客様に「お年玉に関する調査」を1629人に調査したところ、お年玉をあげると回答した人は66%と、前年よりも減少したそうです。
またお年玉の額を減らすと答えた人も、5%と前年より1.2%増加しています。理由は、節約や、給料(ボーナス)の減少などが挙げられています。
やはり高度経済成長のときに生まれただけあって、景気に左右されますね。確かに、私が子供のころでさえ、小学校より中学校のときのほうが、総額は少なかったような気がします。
そんなもらってうれしいお年玉のカワイイポチ袋には、上げる側である大人たちの苦しい葛藤が一緒に詰め込まれているのかもしれません…。