皆さんは、マイナポータルという言葉をご存知ですか?
このマイナポータルですが、皆さん既に定着しているマイナンバーに関係するとても便利なものです。
「情報提供等記録開示システム」と呼ばれるマイナポータルの利用が開始されると、今まで面倒だった行政手続きが自宅のパソコンから手軽にできるようになるのです!
今回は、そんなマイナポータルについて詳しく見てみましょう。
関連サイト【まとめ】マイナンバー制度知っておきたいこと 関連サイトマイナンバー制度のスケジュールやメリットデメリットは? 関連サイト子どものマイナンバーはいつ決まる?個人番号カードは必要?2マイナポータルの利用開始時期
マイナンバー制度を導入後に予定していたスケジュールは、以下のようになっています。
2016年1月~
・マイナンバーの利用開始~マイナンバーカードの交付開始
2017年1月~
・マイナポータルの運用開始
・国の行政機関間の情報連携を開始
2017年7月~
・地方自治体等との情報連携を開始
・地方自治体による「子育てワンストップサービス」の開始
当初はこんな予定が組まれていました。
しかし、現在発表されているマイナポータルの利用開始時期は、2017年1月から運用が開始される予定が「2017年7月以降に利用を開始する」と半年程予定がずれてしまっています。
どうやら国の行政機関間の情報連携に遅れが出てしまっているようで、その為マイナポータルの運営にも遅れが出てしまったのではないでしょうか。
遅れが出ているとはいえ、便利な世の中になって来ましたよね。
家の中で全ての手続きが済んでしまう時代になったと言うのは、小さな子供がいてなかなか外で手続きが難しいママさんにとっても助かる仕組みですね。
マイナポータルの機能は?
では、そんなマイナポータルの便利な機能をご説明いたします。
1)行政機関によるマイナンバー利用履歴を確認できる
行政機関が自分の情報をどんなことに使っているのかを確認できます。
自分のマイナンバーを「いつ」「どこで」「だれに」使われているかなどの履歴が分かるので、不正に使われた場合はすぐに分かるようになるのです。
2)行政機関からのお知らせ・参考情報をパソコンなどから受け取れる
マイナポータルにアクセスすれば、各種社会保険料の支払金額や、確定申告等を行う際に、参考となる情報をスマートフォンやタブレット端末、パソコンなどで手軽に確認できるようになります。
3)国民年金や国民健康保険料などの納付状況を確認できる
わざわざ身分証を持参して行政機関へ行かなくても、国民健康保険料や国民年金の支払状況などを、ネット上で確認できるようになります。
問い合わせに行くだけでも半日掛りだったあの作業がお手軽に……素晴らしいですね。
4)民間企業との連携で、引っ越し手続きなどが簡単になる
民間企業との連携が進めば、電気、水道、ガス、固定電話、インターネット、金融機関などの移転届けもインターネット上で簡単にできるようになると予定されています。
また、忘れがちな転出届、転入届、国民健康保険、国民年金、福祉、医療、郵便物転送も、簡単にできるようになる予定です。
引越しをすると、数日間は色々な手続きに追われますから、少しでも手間が解消されたら便利ですよね。
5)地方公共団体の子育てサーヒースの検索、オンライン申請ができる
地方公共団体が提供する子育てに関するサービスを自宅で検索したり、申請書類の確認が出来るようになります。
さらに、オンラインで手続きの申請などもできるので、とても便利ですね。
6)ネットバンキングやカード決済で税金や社会保険料の払い込みができる
マイナポータルを利用して、ネットバンキングやクレジットカードで税金や社会保険料などの公金決済ができるようになります。
このサービスは、テレビやコンビニ端末からの利用も考えられているのですが、テレビから保険料を納めるなんて、想像できません。
マイナポータルへの登録方法
このマイナポータルへの登録方法はとても簡単です。
1)マイナンバーカードの交付を受ける
まだ、マイナンバーカードを交付していない方は、交付してからでないと利用できませんので、気をつけてくださいね。
※マイナンバーカードについているICチップがログインのために必要です。
関連サイトマイナンバー通知カードや個人カード交付申請用紙の見本はこちら。
2)ICカードリーダーでカードのデータを読み込む
ICカードリーダーは無料で交付されませんので、自分で購入することになります。
3)ログインして必要な操作をし、手続きや情報収集を行う
マイナンバーでログインした後、ニックネームの登録など、必要な情報を登録していきます。
まとめ
マイナポータルは調べてみると思っていた以上にいろんなことができる大変便利なものでした。
私が気になるのは、個人情報が個々のパソコンから漏れ出さないのか、セキュリティはどこまでしっかりしているのかと言うことなのですが、導入が延期になった理由の一つがセキュリティ関連の見直しなので、よりしっかりした制度を目指しているという事なんでしょうね。
個人的には運用開始を楽しみにしています。