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ノロウィルス予防のために家庭でできる対策は?

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年間の食中毒の約半分がノロウィルスが原因ですが、その7割が11月から2月に発生すると言われています。
ノロウィルスは感染力が強く、2015年はこれまでとは違ったウィルスが主流になる見通しと厚生労働省から各保健所等に通知がされています。まずは家庭でできるノロウィルス対策から始めましょう。

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ノロウィルスはどうやって感染する?

ノロウィルスを感染を防ぐにはまず、どうやって感染するかを知っておきましょう。
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ノロウィルスが引き起こす病気は感染性胃腸炎です。

口からウィルスが侵入することで感染することから牡蠣を食べる時は注意しましょう。とよく言われていますが、実はそれだけが原因ではなく、その感染経路は4つあります。

経口感染

二枚貝のようにノロウィルスを体内に持っていると言われている食品を生や加熱を十分にしないで食べたり、調理する時にウィルスが付着した食べ物等を飲食したことにより感染することがあります。

接触感染

感染した人の便や嘔吐物に触れたり、感染した人が触れた物を触った手をとおして口に入り感染することがあります。

飛沫感染

感染した人の便や嘔吐物が飛び散ったり、始末をしているときに発生した飛沫を吸い込んだ場合に感染することがあります。

空気感染

感染した人の便や嘔吐物の処理が不十分な場合、これらが乾燥して空気中に漂います。それを吸い込んだ場合感染してしまうのですが、この場合は感染源よりも離れていても感染する可能性があります。

感染性胃腸炎を引き起こすウィルスの中でもノロウィルスは他と違い、飛沫感染や空気感染も起こします。ただでさえ感染力が高いので十分な対策が必要になりますね。

ノロウィルスの感染を予防するには

近頃では空気感染することもわかったノロウィルスは、残念ながらワクチン等の予防接種はありません。

それでは、それぞれの経路での感染に対する予防策を考えてみましょう。

経口感染

経口感染については、自分自身が気を付けることで十分に予防ができるでしょう。二枚貝から感染することもあるのですが、だからといって食べてはいけないということはありません。

食べ物の中心部を85~90度で90秒以上に加熱をすることによって殺菌できるので、牡蠣が食べたいときは牡蠣フライにするなど十分な加熱をしてからいただきましょう。

その他の食べ物も生食するのではなく加熱してから食べましょう。

接触感染

接触感染ですが、感染した人に触ったら感染するという事ではありません。

感染している人がウィルスを付けたまま触れたところに自分が触れてしまい、ウィルスがついた手で何かを食べたりすることで口の中に入り感染します。消毒できるものは消毒し、自分の手は手洗いしかありません。

飛沫感染

飛沫感染や空気感染はマスクで対策し、家に帰ったらうがいをしっかりしましょう。

空気感染

感染した人の便や嘔吐物から飛沫感染や空気感染をするので、ノロウィルスが流行り始めたら公衆トイレの使用も控えた方がいいでしょう。

使う場合は便座クリーナーで2回除菌をしてから、また手洗いも2回行いましょう。
自分が使った後も便座クリーナで除菌しておけば、自分が感染していたとしても少しは人への感染も防げるでしょう。

おうちに帰ったら手を洗ってうがいをしましょう。とお父さんお母さんに言われていた方も多いかもしれませんね。

子供のころから続けてきた手洗いやうがいが、凶悪なノロウィルスの予防になるのですから、大人になっても習慣として続けていきたいですね。

ノロウィルスを手洗いで予防する

手を洗う習慣ができている方も出来ていない方も、ノロウィルス等の食中毒を防ぐ手洗い方法を復習しておきましょう。

手洗いの手順

手洗い手順をまとめてみました。わかりにくい方は動画を参考にしてくださいね。

ポイント

1)流水で手を洗う
2)洗剤を付ける
3)手のひらから指にかけて洗う
4)手の背から指にかけて洗う
5)指の間を洗う
6)親指の付け根を洗う
7)指先を洗う
8)手首を洗う
9)洗剤をすすぐ
10)手を拭き乾燥させる
11)アルコール消毒

1)~9)を2回繰り返してノロウィルスを洗い流しましょう。

こちらは厚生省が紹介する手洗いの動画です。

食品を扱う方向けの説明でもあるので、かなりしっかりした手洗い方法だったと思います。

家庭でも食事を扱うお母さんはこれぐらいしっかり手洗いをして、家族がノロウィルスに感染しないよう衛生面も気を付けたいですね。

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まとめ

ノロウィルス予防には手洗い、うがい、消毒が重要です。手洗いも時間がかかって面倒ですが、家族の健康には代えられませんね。

ウィルスの流行中に出かける場合はマスクをして、空気感染の可能性をできるだけ減らすようにしましょう。

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