浴衣って、頑張って着付けても着崩れちゃうことってありますよね。
実はその着崩れ、着付けや振る舞いしだいで対策できちゃうんです。
それでも気崩れてしまった時の直し方のポイントもお知らせしますね。
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着付けの時
体の凹凸をなくしましょう。和服は寸胴の方がきれいに見えますし、着崩れもしにくいです。
胸の下などにタオルを詰めるか、和服用のブラをつけてなるべく平になるようにしましょう。
また、腰紐や伊達締めは緩まないようにしっかり結びましょう。
しっかり着付けたからといって、大股で歩いたり大きな動きをしたりと洋服と同じような振る舞いをしていると、はだけたり、紐が緩んだりしてしまうので注意しましょう。
歩き方や座り方
大股で歩くと着崩れの元です。
歩幅は狭く、内股でつま先に重心をかけて歩くようにしましょう。
座る時は裾を少し上げ、浅めに座ると膝のあたりが引っ張られず、きれいに座れます。
他にも、乗り物に乗る時など和服だからこそ気をつけなければならない所は沢山あります。
私は成人式の時に着物を着ていて、移動は父のジムニーで座席の高さがあったので、崩れないように乗るのに少々苦労しました。
一応、車に乗る時はおしりから乗るという乗り方は聞いていて、あまり着崩れないようにはしていましたが、帰る頃にはやはり少し着崩れていました。
トイレの時
浴衣と肌着の裾を一緒に腰まで広がらないように持ち上げます。
めくった裾をを帯に挟むと着崩れしにくくなります。
トイレは和式だと裾が汚れる恐れがあるので、洋式がおすすめです。済んだら手洗い場の鏡で崩れていないか確かめましょう。
冒頭でもお伝えしたのですが、どれだけ頑張って崩れないように着付けても、立ち振る舞いしだいでは崩れてしまいます。
和服を着ている時は、急いでいても小股で胸元を押さえるようにしましょう。
胸元を押さえることで、多少の着崩れを防ぐことが出来ます。
襟やおはしょり、裾などが着崩れた時の対処方法
気を付けていてもやはり気崩れてしまうこともありますね。そんな時の簡単な対処方法です。
着崩れで目立つのは、やはり襟と裾、そしておはしょりでしょう。
逆にこの部分がしっかりしていると他の着崩れはあまり目立ちません。
衿
表に出ている方は、左手で襟元を押さえながら右手でおはしょりから引張り帯の中に入れましょう。
下側は身八つ口から左手を入れ、同じように下前の衿を下に引き、緩んだ分を帯に入れます。
裾
前端が緩んで裾がそろっていない場合、おはしょりを持ち上げての下に手を入れ、腰紐ところで引っ張り上げます。
横にも少し引っぱり、裾が揃うように調整しましょう。
おはしょり
襟のゆるみも裾のズレもおはしょり部分で調整します。
おはしょりは帯から出ている下の部分ですが、この部分の長さが左右違うとカッコ悪いです。
帯と着物の間に両手を入れて長さを調整し、しわにならないよう左右にしごくようにして脇に寄せ、整えましょう。
浴衣での歩き方や着崩れの直し方の動画です。言葉だけより見た方がわかりやすいと思いますのでご参考まで。
最後に
私は簡単な直し方しか知らなかったので、一緒にいた友だちに直してもらったり、自分で直してから確認してもらったりしていました。
出先の場合、誰かと一緒ならその方に確認してもらいながら直すことができますが、一人の場合は鏡がないと出来ません。
人が多いところへ出かける時は、着崩れていないか気にし、どこに鏡があるか、お手洗いの場所はどこかをチェックすることをおすすめします。
しかし、着崩れは自分ではわからないところが崩れることもあります。
トイレの時だけではなく、動いた後など着崩れがないかチェックしてくださいね。