女のお子さんがいる家庭では、毎年ひな祭りの時期には雛人形を飾る方が多いと思います。
華やかな雛人形ですが、片付ける時に汚れたり虫に食べられたりしないかが心配ですね。
雛人形を片付けるときに気をつけることやコツはあるのか?
今回は雛人形の片付けの時に役立つ情報をご紹介します。
雛人形を片付けるときに防虫剤は必要?
そもそも雛人形を片付けるときに防虫剤は必要なのか?と疑問に思う方もいると思いますが、防虫剤は雛人形を片付けるときには必ず必要になります。
種類にもよりますが、雛人形は絹を多く使用しています。
そのため、基本的には絹の和服と同じように扱うのが正しいです。
保管のポイントは、紫外線・湿気・害虫に気をつけることです。
飾っている間ももちろんですが、保管しているときにも紫外線は避ける必要があります。
また、なるべく湿気を避けるために乾燥剤を使用したり、雛人形を片付けるのは晴れの日に行うなどの対策を取りましょう。
そして、害虫対策として必要なのが防虫剤です。防虫剤は洋服用や雛人形用などいくつか種類がありますが、雛人形用をつかいましょう。
洋服用と雛人形用の防虫剤は違いがある?
先程、防虫剤には洋服用や人形用などがあると説明しましたが、人形用が手元にない場合、洋服用で代用は出来るのでしょうか。
答えはズバリ“NO”です。
実は、そもそも洋服用と人形用では防虫剤の成分が異なります。
それだけではなく、人形用の防虫剤でも成分が異なる場合があり、いくつかの種類が混ざるのは危険なのでぜひ注意してくださいね。
洋服用と人形用の防虫剤の違いとして、成分の他には期間や香りがあげられます。
洋服用は、半年に1回衣替えをするということもあり、短いと数ヶ月、長くても半年程度使用できる防虫剤が主となっており、香りがついている商品が多くなっています。
それに対し人形用は、1年に1回しか飾ることがないので使用期間が長いものがほとんどで、無臭の商品が多くなっています。
このように、洋服用と人形用では異なる点がいくつかあります。しっかりと使い分けをするようにしてくださいね。
防虫剤の入れ方の注意点
最後に、防虫剤を使用して雛人形を保管する時の注意点をご紹介します。
雛人形を保管する時、人形と一緒に防虫剤を適当に入れればいい、というわけではありません。
防虫剤は必ず人形や小道具に直接触れないように離して入れる必要があります。
実は防虫剤は目に見えないガスを発生することにより殺虫・防虫をしています。
このガスか雛人形に長時間触れていると変形もしくはシミの原因となってしまいます。
防虫剤と雛人形が直接触れないよう、防虫剤を薄手の紙(ティッシュペーパーなど)に包んで、箱に入れる時には隅の方に入れるようにしましょう。
また、防虫剤の入れすぎにも注意が必要です。
たくさん入れるとその分効果もあるのではないかと思いがちですが、防虫剤によって適量は決まっています。
入れすぎてしまうとガスが箱の中に充満して再結晶させ、雛人形に白い粉が付いてしまう可能性があります。
さらに、先程も述べたように複数の成分の防虫剤を混ぜて使用するのは危険なので気をつけましょう。人形にシミができたり、プラスチックの部分が溶けてしまう事があります。
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今回は、雛人形を片付けるときの防虫剤の注意点などについてご紹介しました。
雛人形は出来ることならば綺麗な状態でなるべく長く使用したいですよね。
綺麗な状態を保てるよう、防虫剤や乾燥剤を正しく使い、長く雛人形を楽しんでくださいね。