暖かくなり、いよいよ春がやってきますね♪
春の到来とともに気になるのは桜の開花時期ですね。毎年テレビのニュースなどでも取り上げられる桜の開花予想ですが、どのようにして予想しているのでしょうか。
また、自分で予想することは可能なのでしょうか。
今回は、自分で出来る桜の開花予想について知っていきましょう♪
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気温15度の日を数えて予測
前年に咲く桜の若芽は、なんと前年の夏に作られ始めていることを知っていましたか?
桜は、こんなにも早い時期から次の準備を始めているんですよ♪
夏に出来た若芽は、そのまま成長するわけではなく、「休眠」という状態に入ります。
休眠した桜の若芽は、秋と冬をじっと過ごし、春の気温が上がるのに合わせて、再び成長を始め、やがて「開花」します。
気温が上がるにつれて、若芽の成長のスピードは早くなり、やがて「満開」を迎えます。桜が咲くには気温が重要なポイントとなってきます。
なんと、南国などでは、日本の桜は綺麗に咲かないそうですよ。日本独自の気候が産んだ風物詩ともいえるでしょう。
気象庁では、起算日から「温度変換日数」と計算して、開花予想をしています。
温度変換日数とは、気温が15度まで上がる日と、その前後の気温を比較し、桜の新芽の成長速度を計算する方法のことです。
また、気温が急に高くなると、一気に開花が早まることもあります。
近年では、都会でのヒートアイランド現象や、温暖化の影響によって、将来的には桜の開花は4月ではなくもっと早まるのではないか…というようなこともいわれています。
平成16年には、桜前線の到来と待たずに大阪では3月に桜が開花をしました。
ちなみに、観測史上最も桜の開花が遅れたのは、昭和59年の4月15日とされています。
600度の法則で予測
みなさんは600度の法則という予想方法を知っていますか?
これは誰でも簡単に開花予想ができる有名な方法です。花見の幹事さんには参考にしていただきたいおすすめの方法です。
方法は、2月1日以降の気温を足し続け、それが600度を超えた日に桜が開花するという、なんともシンプルな方法です。
桜の開花から、満開までは大体一週間ほどです。開花から5日ほどで7分咲きになり、この頃が一番の見頃となります。
ちなみに、咲いた後、気温が下がると花冷えが起こり桜は長く持ち、雨が降ってしまうと早く散ってしまいます。
ちなみにこの600日の法則は、なかなかの的中率で、全国10都市の開花状況と、600度の法則の精度を調べたところ、約80%の確率で前後3日以内の開花予想を当てることができるということがわかりました。
ただし、札幌では大きく精度が下がったそうなので、北海道は対象外と考えたほうがよいかもしれません。
桜の開花には気温が関係あり!
先程もご紹介したとおり、桜の開花には、気温が大きな影響をもたらします。
ちなみに、過去最速の開花は2002年の3月20日です。
この年は、2月の気温が低かったため、若芽の成長がスムーズにすすみ、3月に気温が上昇したことから、早めの開花になったと考えられます。
1988年は600度の法則でいうと、2月1日から開花までの気温は約702度でした。
しかし、桜が開花したのは3月27日です。理由としては、2月の気温が高く、若芽がうまく眠りから覚めなかったのが原因のようです。
桜の開花のポイントは、低い気温から高い気温に移るタイミングによるものだと考えられています。また、3月の寒の戻りなどによっても左右されます。
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桜といって真っ先に浮かぶのが、染井吉野だと思います。
日本の桜の80%が染井吉野を植えているといわれていますね。
日本を代表する桜のひとつです。
この染井吉野は、なんと人工的に作られたものだということ知っていましたか?
実は、染井吉野はオオシマザクラとエドヒガンの交配種で、一本の親木をどんどん挿し木して増やしたものです。
完全な一代雑種のため、種を落としても発芽することはありません。
全ての染井吉野があんなにも素晴らしいのは、全てが同じ遺伝子をもっているからなのですね。
自然に増えることがないため、ほうっておくと、100年ももたずに絶滅するといわれています。
桜は一気に咲き、散ってしまう儚いものです。
だからこそ、いっそう人は、その魅力に惹かれるのかもしれません♪