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ノロウィルス消毒液の作り方や処理方法 除菌作業に必要なグッズまとめ。

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ノロウィルスなど感染力の強いウィルスを消毒するための家庭でできる消毒液のつくり方や、除菌に必要なグッズをまとめてみました。

今年は新型のノロウィルスが発生したことで大流行が心配されています。流行にならないよう家庭でできる除菌対策準備を早めに始めておきましょう。

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ノロウィルスの消毒液の作り方

ウイルスは,エンベロープと呼ばれる膜がある場合と,エンベロープがないウィルスに分かれます。
エンベロープがあればアルコール消毒でエンベロープの含まれる脂質を溶かしウィルスを不活性化できるのですが、ノロウィルスはエンベロープを持たないため、アルコール消毒で不活性化することができません。

エンベロープがないウィルスはノロウイルスの他にアデノウイルスやA型肝炎ウイルス、エンテロウイルス、ポリオウイルスなどがあります。

このようなウィルスには、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒か煮沸(85度以上1分以上)で殺菌をします。

次亜塩素酸ナトリウムというとなじみが薄いかもしれませんが、実は家庭でもよくつかわれている塩素系漂白剤のなかに含まれています。キッチンハイターやハイターといえば多くの人が使っているのではないでしょうか。

ただし、ハイターをそのまま使うわけではなく、薄めてノロウィルスの消毒液にします。嘔吐物など酸性のものに直接原液をかけると有毒ガスが発生することがあるので必ず薄めて使いましょう。

嘔吐物や便が付着した床などを消毒する時の次亜塩素酸ナトリウムの濃度と、衣類のつけ置やドアノブなどの消毒する時の次亜塩素酸ナトリウムの濃度は違うので、薄め方を間違えないようにしてくださいね。

便や嘔吐物の処理衣類の着け置き、食器などの消毒
濃度1000ppm(0.1%)200ppm(0.02%)
キッチンハイター
ハイター
水1リットルに50ml

(キャップ2杯)

水5リットルに50ml
(キャップ2杯)
キッチン泡ハイター---薄めずそのままスプレー

参考:花王のHP
次亜塩素酸ナトリウムは直接人の体に使うことができません。手肌や食器など手に触れる、口に入れるなどといったものに使うのは少し抵抗がありますよね。小さいお子さんなどいたら尚更でしょう。

手肌に触れるものもしっかり消毒したい時におススメなのが、次亜塩素酸水溶液で作られたキエルキンです。ノロウィルスに対しての殺菌効果がありながら、お肌と同じ弱酸性なので肌が荒れることもなく、口の中に入っても大丈夫です。
 
 ⇒手肌に使えるノロウィルス除菌剤キエルキン公式サイトはこちら

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ノロウィルスの処理方法

10個ぐらいのウィルスで感染してしまうほど強力な感染力を持つノロウィルスに対しては、しっかりとした処理をしておかないと、家族みんなが感染してしまうといったような事態になりかねません。まずは感染した時の為に処理方法を頭に入れておきましょう。基本は直接触らないことです。

準備するもの

まずは除菌作業に使うものを準備してから始めましょう。

  • ビニール袋(10L程度の大きめの物と、通常サイズ)
  • マスク
  • エプロン
  • ゴム手袋
  • ハイター
  • 2Lペットボトル
  • ペーパータオル

処理手順

1)窓を開ける、換気扇を付ける
次亜塩素酸ナトリウムの塩素臭と浮遊しているウイルスを外に出します。

2)処理をするための準備
マスク、エプロン、ゴム手袋をつけます。足はビニール袋でカバーしておきましょう。髪の長い方は嘔吐物などに髪がふれないようにまとめておきましょう。

3)消毒液を作る
嘔吐物などの処理をする時は塩素濃度100ppm以上の消毒薬を使います。
次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は2Lのペットボトルにハイターキャップ4杯と水を入れて作りましょう。ペットボトルもビニールでカバーしておきます。

4)嘔吐物の処理
1メートルの高さから嘔吐すると半径2メートル四方に飛び散ると言われています。嘔吐物だけではなく周囲も除菌が必要ですね。

嘔吐物をペーパータオルで広く覆って上から消毒液を振りかけ、10分以上放置します。ふき取ってからでないのはノロウィルスを一時でも乾燥した状態に置かないためです。

消毒液に浸されたペーパータオルとともに嘔吐物を大きめのビニール袋1に入れ、しばっておきます。

5)床の処理
消毒液をしみこませたペーパータオルで床を拭き、ペーパータオルは大きめのビニール袋2へ入れます。

6)足カバーの処理
消毒液をしみこませたペーパータオルを床に置き、その上で足のビニールカバーについた嘔吐物などを取り除き、ペーパータオルと一緒にビニールカバーも大きめのビニール袋2に入れます。

7)使用したゴム手袋等の処理
ペットボトルのカバー、マスク、エプロン、ゴム手袋も汚れた面に直接触らないように取り外し、大きめのビニール袋2に入れます。

8)使用物の消毒
大きめのビニール袋2に消毒液を注ぎ、しばります。

9)使用物の処分
可燃ごみの日に出します。

大げさに感じるかもしれませんが、感染を防ぐためにもしっかり処理方法を覚えておきましょう。

除菌作業に必要なグッズ

除菌作業に必要なものは基本的に使い捨てです。ハイター以外は100均で用意しましょう。
100kin
その中でエプロンですが私が見つけたのは、介護用エプロン(2枚入り)と使い捨てエプロン(8枚入り)でした。
介護用は110cmのロングタイプでひも付きでしたが、使い捨てエプロンはひもがないので除菌作業をするのには向かないでしょう。介護用エプロンは使い勝手はいいのですが、2枚入り。使い捨てするには値段が、、と気になる方はごみ袋でエプロン作ってしまいましょう。

用意するのは70Lのごみ袋です。頭と腕を通す穴をこんな風に切り取れば出来上がり!
epuron
気兼ねなく捨てられると思いますので、試してみて下さいね。

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まとめ

ノロウィルスのような感染力の高いウィルスは、しっかりとした除菌が必要です。必要なグッズはどれも家庭で通常使えるようなものばかりなので、早めに準備しておいても問題ないでしょう。この時期は単なる嘔吐だと油断はできません。ノロウィルスの感染予防はできるだけしておきましょう。

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