毎日だんだんと暑くなってきましたね。
気温が上がるにつれて気になってくるのが、汗のニオイです。
毎年この頃になると、さまざまな対策のための製品が出てきますが、洗濯をしているのに汗のニオイがなかなか取れない!とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
せっかく洗濯をしたのですから、服は清々しい気持ちで着たいと思いませんか?
今日は、汗のいやなニオイをとって快適に過ごす方法を伝授します。
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そもそも服の汗のニオイがなかなか取れないのはなぜなのでしょうか。
まずは、その原因から探っていきたいと思います。
みなさんは、「汗のニオイ」ってなんだかわかりますか?
「汗をかいたときに出るニオイのことでは?」と思った人~。
半分正解ですが、もっと細かく言うと、汗そのものには本来はニオイがないものだということをご存知でしたか?
まず、汗をかくと、それが服に染み込みます。
そして、服と接している部分には、皮脂やタンパク質などがどんどん付着していきます。
すると、それを肌にもともといる常在菌たちが餌とし、分解を始めます。
その分解の際に出るニオイや、分解しきれずに酸化してしまったニオイが、あの嫌~な汗のニオイとなるのです。
また、分解や酸化は服の繊維の奥で行われているため、洗濯で取りきれなかったニオイがどんどん蓄積されていってしまい、やがて染み付いたように取れなくなってしまうというわけです。
近年は、科学繊維の服(ヒートテックなど)を着る人も多くなっているため、綿に比べてニオイが取れにくくなっています。
また、洗濯物のニオイと言ってもさまざまな種類があり、洗剤や汚れ残りでニオイが発生したり、湿気によって菌が繁殖し、その菌がニオイを発生させていることもあります。
汗のニオイは、アンモニア臭や少し塩のニオイがすることが多いようです。
見分けるときの参考にしてくださいね。
汗の臭いを取り除く方法
それでは、そんな汗のニオイの染み付いた洗濯物のニオイを取るにはどうすればよいのでしょうか。
いくつか方法をご紹介しますが、方法によっては生地を痛める可能性もありますので、洗濯マークをよく確認してお試しくださいね。
①洗剤を変える
汗は人の皮脂やタンパク質が主な成分なので、弱酸性に近いものになります。弱酸性の汚れを落とすには、弱アルカリ性の洗剤を使用するのが効果的です。
液体洗剤は弱酸性や、中性のものが多いので、粉洗剤に変えてみるのがオススメです。
粉洗剤は弱アルカリ性のものが多いので、汚れがよく落ち、また菌の餌となる皮脂やタンパク質を落とすことによって、菌によるニオイも防ぐことができます。
②漂白剤を使う
酸素系の漂白剤は油分を乳化しすることによって、油脂は水に溶け、常在菌の餌もなくすことが出来ます。
そのため、常在菌が分解を行う必要がなくなるので、ニオイも防ぐことができます。
漂白剤はつけおきをする方法がおすすめです。
漂白剤の入ったぬるま湯に30分から1時間ほど放置したあとに普通に洗濯を行います。
デリケートな素材の衣類(毛や絹など…)には使えませんのでご注意くださいね。
また、海外の製品は漂白剤がプラスされているものもあるのでおすすめです。
③重曹を使う
お手軽にできるおすすめの方法です。
普通に洗濯をする際に、重曹を大さじ1ほど入れて洗濯をします。
重曹は、タンパク質を分解し、油分を乳化するという働きをしてくれます。
私も夏場はよく重曹を洗濯に使用します。
おすすめは、靴下をぬるま湯に溶かした重曹につけ置きしたあとに普通に洗濯する方法です。靴下のニオイがよくとれますので、是非お試しください。
また、夏場に足のニオイが気になる時に、洗面器などに重曹を溶かした水を張り、足を浸してみてください。足のニオイを取ることができます。
洗っても足が臭い…とお悩みの人におすすめの方法です。
汗の臭い移りを防ぐ方法
他の洗濯物に汗のニオイが移らないかも心配になりますね。
そのまま一緒に洗ってしまうと、残念ですが、ニオイは他の洗濯物に移ってしまいます。
ここでは、匂い移りを防ぐ方法をいくつかご紹介いたします。
①別々に洗う
やはり一番確実な方法でしょう。
ニオイが気になるものとは分けて洗いましょう。
別々に洗ったら、干す場所もなるべく離してくださいね。
いつも室内干しをしている人はニオイの気になるものは外に干してみましょう。
風に当てるだけでも少しニオイを取ることができます。
②ニオイが気になるものを浸けおきしてから洗う
ニオイの気になる洗濯物を50℃ほどのお湯に酸素系漂白剤を溶かし、1時間ほど浸けておきましょう。
二回洗濯をするのは光熱費もかかるし、時間もない!という人におすすめの方法です。
漂白剤がないという人は、熱湯に浸けるだけでも効果があります。
熱湯に漂白剤を溶かすのは、漂白剤を含んだ蒸気を吸い込んだり、目に入ったりして危険なのでやめましょう。場合によっては、顔にやけどを負う可能性もあります。
③柔軟剤を使用する
柔軟剤で汗のニオイを変えてしまうという方法もあります。
ただし、柔軟剤のニオイで具合が悪くなる人もいるので、着て行く場所などに応じて試してみてくださいね。
最後に
以前は私も、洗濯でも取れない靴下のニオイに悩んでいた時期がありましたが、重曹に浸たり、漂白剤入りの海外製品を使用するようになってから随分と気にならなくなりました。
今回はどれも簡単にできる方法ばかりを集めましたので、是非お試しくださいね。