この時期とても怖いのが、ノロウイルスですよね。
激しい嘔吐と下痢が続き、大人だってフラフラになるのに、子供が感染したら、、。
親はもう、見ていられません。
そして恐ろしいことに、ノロウイルスには治療薬がないのです、、、。
今回は、そんなノロウイルスについてのお話です。
自治体によっては登園許可証が必要なケースも
感染力が強く、流行が懸念される感染病は、国が定める学校保健安全法に基づき、出席停止期間があります。
親が学校に行かせたくても、登園や登校をさせることができない期間です。
しかし、ノロウイルスは出席停止期間が適応されません。
そのため、二次感染の可能性が十分にあります。
ノロウイルスの出席停止期間については、通っている園や学校確認が必要です。
法的には出席停止期間は定められていないのですが、地域の感染状況などで園長や校長の判断によって二次感染を防ぐための緊急処置をとることができるようになっています。
ですから、ノロウイスルに感染した場合は、必ず園や学校に連絡をしてください。
ノロウイルスになったら病院も控えるべき?
健康的な成人であれば、基本的には受診する必要はありません。
ノロウイルスは、症状だけからでは判断ができないため、健康な成人が感染しても問題はありません。
しかし、子供の場合は合併症を引き起こすことがあるので、病院に行きましょう。
成人でも、症状が強い場合は受診したほうが良い場合もあります。
・嘔吐が続き、半日以上水分の摂取ができない
・腹痛が酷く、徐々に痛みが強くなる
・一週間以上の下痢が続く
・血便が出る
・3日以上の高熱、歩行困難、ぼんやりして普段とは異なる状態になる
・体力がなく、ぐったりしてしまう
このような場合は、成人でもかならず病院へ行ってくださいね。
脱水症状などを起こす可能性があります。
ノロウィルスは再発もある?
ノロイウルスは複数の種類があるので、感染後に再発の可能性は十分あります。
また、一度ノロウイルスに感染しても、免疫力は3~6ヶ月でなくなってしまうので、再び感染することもあります。
なので、予防をする以外はないのです。
『ノロウイルスを再発させないための予防法』
・良く触る場所は除菌する
テーブル、イス、蛇口、スイッチ、ドアノブ、トイレなど……。
・嘔吐物の処理は適切に
ノロウイルスに感染すると、その嘔吐物にはとんでもない数のウイルスが存在しています。
使い捨てのマスク、手袋、エプロン、新聞紙、トイレットペーパー、袋、殺菌剤
を、ひとつにまとめておくと、速やかな対応ができますので便利ですよ。
嘔吐物を処理する場合、必ず使い捨てのマスク、手袋、エプロンを着用してください。
一適の嘔吐物で、ものすごいウイルスが含まれていますので、絶対に素手で触らないでください。
嘔吐物は広がらないように、トイレットペーパーや新聞紙などをかけて、二重にした袋の中へ入れてください。
全て取り除くことができたら、今度は除菌スプレーでしっかりと除菌しましょう。
ノロイウルスは感染力が非常に強いです。
なので、看病する方は感染には十分気をつけなければなりません。
また、子供が感染した場合は、両親への感染の可能性が十分にありますので、適切な処理をしてください。
まとめ
感染力が強いのに、免疫がすぐになくなってしまい、おまけにワクチンもないノロウイルス。
赤ちゃんが感染した場合は、とてもキケンな状態になることもあります。
やはり、日頃から除菌や手洗いを行う必要がありますね。
また、ノロウイルスは沸騰したお湯で除菌することが可能です。
布巾などは鍋に放り込んで熱湯で除菌するという昔ながらの方法でも良いかもしれませんね。
以上で、今回のお話は終わりになります。
みなさん、ノロウイルスには十分注意してお過ごしください。